薪ストーブでの火事はおかげさまで今のところまだありませんが(このままないで欲しい)、別の所で火事の経験があります。それはとある寒い冬の晩だった・・・(怪談ばなしか!・・笑)
寒い晩はたしかです、その夜はレースの前日、整備をいきつけのお店の中で参加するお客様としておりました。そして一人のかたがガソリンをジョッキに入れてもっていたところ、手を滑らせて落としてしまったのです、そこには石油ストーブが・・・しかし引火はしていません、すぐにストーブの近くのオーナーにストーブを消すようにいいました(私のお店ではありません)、オーナーは消火のためにダイヤルを絞っていきもう一息の所で、低いボッ!と言う音がしたと思うと、こぼれたガソリンに引火!引火はストーブの下に流れ込んだガソリンでした。またたくまに火の海です、ジョッキをすぐに取り上げたお客ですが、そのノブが熔けてそのまま全部ひっくりかえって、結局全ガソリンがばらまかれてしまいました。あたり一面炎です、すぐに競技のバイクを無我夢中で引っ張り出し、次に消火と思ってもすでに広範囲に火が・・・ここで私の大失敗談です、それは「パンク修理の水をかけてしまったのでした!」化学薬品などの火災は水はダメと言うのをしっていながら、焦る気持ちでかけてしまったのです。そして結果・・・・「ガソリンは水より軽いので・・・」水に乗って燃えたまま広がってしまったのです。気が付いたら店内は私だけ、みんな外に逃げて消火のためにホースで水をかけているではありませんか!!でも、そのホースが届いてなく水は犬のオシッコ程度の威力で私の足にかかっているぐらい・・・次に気が付いたのがあたりが真っ暗!そうです恐ろしい煙ですねぇ、停電したと本当に思いました。炎の明るさで周りが見えています、そこには爆発する可燃物のスプレーやケミカル薬品がゴロゴロとまんま炎の中に横たわっています。次に冷静になってすぐに座布団とかそういう衣類で覆うように叩いて消火、これがかなり効果があり、段々火が小さくなっていくのがわかりました、スプレー缶などは外へ蹴飛ばし、最後にゴミを入れた段ボールの大きな箱がやばいと思い、それを取り除こうと動かした瞬間!・・・・そこで燻っていた火種に空気が入ったのでしょう、すごい勢いで炎上!そしてその炎が今まで消し止めた場所の炎を呼び戻すのか、すべて引火!このとき始めて「あ~ここはもうダメだ」と炎の中で心底あきらめてしまったのです。でも自分がそこからすぐに外へ逃げなかったのは、どこかで消してやろうとまだ思っていたのかもしれません。で・・・そんな挫折感と脱力感の中、気が付くと勢いよく水が中に飛び込んできているではありませんか、そしてそれがどんどん消火していく。どうもガソリンはなくなり、燃焼物だけで燃えていたようで、こうなると水の消火が効果をはっきするようです。こうしてこのお店は一命をとりとめ、我々も助かりました。寒い寒い冬の夜におきた人生の中でびっくりした、でも笑い話になる経験でした。
(もちろん、この次の日のレースはみんなで出ました!・・・笑)
貴重な体験談をありがとうございます。
返信削除笑い話で済んで良かったですが、一歩間違えたらぜんぜん違う結果になっていかたかもしれないですよね。
突発的な状況のときに冷静に水をかけずに座布団を敷くなどできる人はなかなかいないと思います。よほど慣れていないと普通は水をかけてしまいますよね。
かわはらさん
返信削除すごい体験ほど、後の語り継ぎは真面目にか笑い話的かのどちらかですねぇ。(笑)
でも火は怖い!これです。
しかし水は失敗でした・・・炎がスーッと水に乗って移動していきましたから・・・あちゃー!でした、本当に。
炎が水に浮いて移動するというのも滅多に見られないモノですから、それも貴重な体験だったとも言えますねぇ。
返信削除かわはらさん
返信削除ガソリンって考えてみたらすごい液体ですねぇ。もえる水だったんですからねぇ昔は。
微生物の死骸なんですよねぇあれは。