1/18/2008
セルフビルド(DIY)による屋外煙突施工
部屋の中のストーブ設置、耐水石膏ボードのセットなどが終了して次に行ったのが屋外煙突施工である。
まず我が家は高床式住居(?)なので、煙突部材を固定する金具などを取り付けるときに、普通の家で言う二階が一階となっているために梯子の長いものが必要だった。しかしそんな長い梯子は持ち合わせていないので、色々と考えたあげく、持ち合わせの梯子を合体させて無理矢理の五メーターを超えた梯子にした。そしてそれが左右にずれたりしないように梯子をロープで固定して作業開始!上の絵のような感じで施工していった。
二つの脚立を広げて最長にして、それをロープで固定、その合体した脚立梯子をまた左右からロープで固定、ここまでするとびくともしない足場となる。写真ではすでに煙突トップもすべてとりつけた後になっているが、組み立ての順番としては
(1)「部屋側から横引き煙突管をボードのプレートから外へ出す」
(2)「予め組み立てた屋外の煙突に固定金具をつけて横引きの管と帳尻をあわせ、横引き管に接合」
*この時屋外煙突の重みで横引き管が下へ落ち込まないように、予め横引き管にワイヤーで上からつるしているような形にしておく。
(3)上の固定金具を取り付ける(我が家では屋根の軒部分にした)
(4)これが固定されるとかなり楽になるのでそのまま今度は下の固定金具を壁にアンカーピンで打ち込んむ。
これで完成である!とても簡単!!後は脚立を撤去して終了、しばし自分の施工した煙突を下から眺めて自己満足にひたるのであった。
(笑)
ただこの時点では「強風」「大雨」などの自然の力にどこまで耐えられれるのか、そして煙突のひきの強さ(ストーブを焚きだして煙を吸い出してくれる力)がどうなのか全く未知である。特にこの煙突の様子をみていただくわかるのだが、上の固定金具と下の金具との距離があまり開いていない、なのでどのぐらいこの煙突を支えられるのか心配だったが、両方を固定して煙突自身を動かしてもすでにびくともしないぐらい頑丈に固定されていた。実際現在も強風(台風、嵐ぐらもあった)、大雨にまったくびくともしなかった。このぐらいの固定金具スパンでもバッチリである!
あとは火を入れて実際に運転するのみ!
ご覧いただいたように、いたって簡単!ただ私はこのときに40肩をわずらっていて、屋外用に組み立てた2m強の煙突ユニットが片手で持ち上がらず苦労したのだ。もちろん上での作業は余ったロープを命綱にして作業していたのでかなり安心だった、それこそ両手を離して作業もできた。この綱一本で大きく人間の行動範囲と精神的な面が支えられるのに驚いた。
ここまでが素朴に質素にお金をかけず、少ない材料での薪ストーブ設置である。業者が恐れさすような文言があふれているネットの情報とはまったく違った、本来の施工だと感じる。それは昔からこのようなスタイルの生活だったわけだし、田舎の煙突のある暮らしは、ネット上であふれている誇大な防火スタイルや施工の難易度などみじんも感じさせない、その家でとりつけた形だからだ。
もし、そんな事情で後一歩を踏み切れないでいる方がおられたら是非参考にしてもらえると嬉しいと感じます。
ハシゴの二連結にはやられました。素晴らしいアイデアですね。手持ちのあり合わせの道具だけで済ませることができて余計な出費も抑えられましたね。
返信削除命がかかっていますから、慎重に確実に安全第一で作業されていた様子もうかがえます。
条件的には厳しくても諦めずに、挑戦してみれば何とかなるというお手本だと思います。
かわはらさん
返信削除ありがとうございます。
ほんとあるものでその場を切り抜ける、知恵を絞るって事なんでしょうが、私はまだまだなんですよ。
今日造園屋さんからいただいた立ち枯れ原木を薪割りしたのですが、意外と簡単に割れてくれて助かりました。ところが中から昆虫の幼虫などが出てくると可愛そうで・・・本当に申し訳なく感じてしまいました。彼らの分ありがたく使わせてもらうつもりです。
しかし、最初に購入したケヤキの薪が半分以下になってきていたのですが、今回のこの立ち枯れ原木80%ほど薪割ったら、元のケヤキの薪の量以上になってかなり心に余裕が出てきました。自分の思った以上の薪の量になるので驚きました、これだと、全然まだ片づけてない国土交通省からもらった原木やら、裏山に転がしている原木の量を考えると恐ろしく膨大な量になっている事に気が付きました。それよりそれを全部カットすることを思うと・・・これはどのぐらい時間がかかることやら・・・、まだ河川の県民局管轄の原木がそのまま現場なので、ちょっと恐怖です。(うれしい悲鳴なのかもですが、現実作業ができるかどうか)
薪の量で精神的な余裕が全然違ってきますよね。私は昨年「明らかにこの冬を乗り切れない」と判ったときに愕然としました。そのトラウマもあって頑張って集めた結果、今があります。
返信削除立ち枯れしていてすぐに焚ける即戦力の薪はいいですが、それ以外のやつはきっと薪割りしてちゃんと棚に入れて一年経過させる必要があります。つまり、来シーズン今頃焚く分はそろそろ薪割り完了させないとならないということになります。
今年のことだけでなく来年のことも考えておかないと後で困ります。
かわはらさん
返信削除今度その薪が足らなくなってしまった時の状況など教えてください。
それらの貴重な経験は、他のこれから薪ストーブを始められる方達にとって、とても貴重な体験記だと思います。
私も時間があいたら、せっせと薪を割って次期シーズンに対処しなくては。
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でも本当に薪が確保できてくると、全然心の余裕がでてきますねぇ。
段々と薪割りも慣れてきましたし、ハンマーで打てる小さい斧がクサビ代わりになっているので、それとハスクの万能斧(と言われているので、ハンマーでこれも叩いている)と石頭2本をつかって作業しています。とても健康的で運動不足な私にはよいエキセサイズになりますし、ストレス発散です!おりゃっ!って精神を統一してジェダマスターになるつもりで、狙った所に斧を振り下ろす、もうすぐしたらジェダイの騎士かもです、目をつむって薪割ってたりするかもです・・・(爆)ジョークですよ(笑)
待ってました、ヒゲMacさんのブログ。とりあえず、リンク貼らしてもらいます。あとMountain-2bはじめまして、これからもよろしく。
返信削除うばめ屋さん
返信削除お越しくださり光栄です!
汚い我が家とちび助マウンテン2bの状況がバレバレですねぇ(笑)
リンクしていただきありがとうございます。こちらもリンクできるのですよねぇ、まだこのブラガーになれてなくて・・・設定をみてみないと・・・
もしリンクの仕方がわかったら、うばめ屋さんの所もリンクさせてくださいませ。
あっそうだ!かわはらさんの所もリンクさせてもらわないと。
冬に薪集めしているとダイエットにもなりますよね。
返信削除斧ではなくライトセーバーで薪割りできたらラクでしょうねぇ。ついでにフォースで原木や割った薪も運べたら・・・。
かわはらさん
返信削除いやほんとうに、フォースで薪を運べたら無茶苦茶楽ですよ、やはりヨーダ先生の所に修行でしょうか?(笑)
ライトセーバーで原木をカットしたら火事になりそうです(爆)
けど楽でしょうねぇ、原木どころか鉄でもカットできて鉄工所の必需品になりそうです。
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ちなみに仕事でライトセーバー使うんですよ実は(笑)
商品の撮影ですが、ここ二年前からこのライトセーバーでの撮影方法を公開してくださったプロカメラマンの方が、プロもアマも集うサイトで現物をみせてくださり、それから今では海外でもその撮影方法が取り入れられ、おまけに警察も物品などの特殊な撮影方法にそれを使わせてくれと申請してきたぐらいです。
今ではこのライトセーバーでの撮影は重宝しています。ストロボをたかなくていい、機材が小さいので楽、何灯も必要だった難しい商品撮影も、ライトセーバー1本でバッチシ!
このライトセーバーは、懐中電灯のLEDを発光させて(1個2個のLEDよりは数が多い方がいいです)、そのライトの先に長い筒をつくりはめ込み、筒の中は白でも銀でも反射するものにして、その筒の1/3をカットしてトレぺを張りLEDの反射光を照射。まさしく形はライトセーバーなのです。
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使い方は、小物の商品を置いて周りは暗くします、別にレフもいりません、カメラは三脚固定でシャッタースピードは10秒~20秒、その間に自分のイメージした光の当たり具合をライトセーバーで、その商品の周りを動かしながらあてるだけです。切り抜き撮影ならバッチリですし、ライトセーバーがレンズにかぶらなければそのまま切り抜かずに使用もできます。画期的な撮影方法で、アマチュアの人も簡単にできます。この撮影方法のメリットは兎に角「難しい写り込みや反射のグラデーションが簡単に撮影できる」「普通何灯いるストロボが1本のライトセーバーでOK!」「機材が少なくてすむ」
こんな所です。またその違いもここ薪ストーブのブログですがアップしておきますね。
なるほど!撮影用の照明にライトセーバーを使う方法は画期的ですねぇ。長時間露光で光の強さや方向を自分でコントロールできるからイメージどおりの写真に追い込みやすいですねぇ。画期的な方法で目からうろこです。
返信削除是非小物撮影などされるときにやってみてください。
返信削除それとライトセーバーのマイナス面は「大量撮影ができません」同じ照明が当てられないからですね。ですから少量の撮影向きです。
車好きなかわはらさんにこの時のサイトアドレスをお教えしておきますね。
ここは「広告写真家、新藤修一氏」が運営されているサイトで、プロの間でもかなり評判な場所です。プロ御用達のコマフォト(コマーシャルフォト)という雑誌にも取り上げられていますし、新藤氏じしんもモノマガジンのムックにご自身の機材や仕事のことで記事になっておられます。かわはらさんもここで月例作品に参加して写真を楽しんでみられてはいかがでしょうか?プロ、アマ問いませんし、みんな入り組んでの楽しいサイトです。私もこの月例作品が始まってからなるべく毎月お題を消化していっているのですが、なかなか忙しいときは出せないでいます。また生意気なコメントも出したりしている次第です。(身の程知らずは一生なおらないのかもですが・・汗)アドレスはここです
http://shindo-s.com/end0509/end37_0604.html
後、ここの履歴でライトセーバーの情報やら沢山写真に関する情報がありますから、何か役に立つかもしれません。是非のぞいてあげてください。
今日は非常に堅い原木(このあいだ挑戦した裏山の原木)に再度トライ!この間は私もポーランもばてばてになってしまったのですが、今回はポーランのエンジンがかからなくなってしまいました・・・どうもかぶらせてしまったみたいで・・・明日点検してみます。
はじめまして
返信削除これから薪ストーブを予定しています。
少しでも価格を抑えたいのですが
外部煙突はシングルでも大丈夫でしょうか。
またストーブからの高さはどのぐらいで設定されましたか。
よろしくおねがいします。
匿名さんへ
返信削除お越しくださりありがとうございます。
ご質問へのお答えなのですが、答えになっているか不安ですが述べさせていただきますと・・・
まずどんな条件で設置されるのか全くわからないので大雑把な答えになるのをご了承くださいませ。
シングルとダブルですと何が変わってくるかといいますと・・・ザックリいえば煙突掃除の頻度となりそうです。
煙突が外では冷えるのでその分煤やタールがついて煙突が詰まっていくわけです。 けれど・・・現在のヒゲのところでは普通に乾燥薪(ここでは半年から1年ぐらいのもの)でシーズン煙突掃除が1回(丁度真ん中あたり時期ぐらい)か、全くいらずにいけてしまえます。
これも先ほど言うように薪の乾燥具合と焚き方です。 ストーブを150度以下で運転し続けますと、煙突掃除回数が増えるでしょう。 こちらは常に150以上で運転しているようにしています。(時々は100度から150度の間になることがありますが、でないとちょっと外が暑いときに200度付近で焚いていると部屋が暑くてしかたありません)
こんな運転でシーズンに1回もしくはそのままいってしまいますが、おおよそ1回は掃除します。
ですので、こちらの個人的意見としてはそんなにこだわらなくても大丈夫だということが経験からいえます。 でもお住まいの地区が寒い寒いところですとそれにあらずかもですが・・・これも横引きか直にまっすぐかで変わってくるかもしれません。
参考までに、私が設置すると気に参考にしたのが「狩人と犬」というドキュメント映画、これの主人公(実在の人)がカナダの極寒の地で暮らしていて、暖炉の煙突(簡易のログハウスです)これは明らかにシングルの煙突でした。 けれどこれは直出しですね屋根から。
たとえシングルでも直だとー40度ぐらいになる場所でも平気です。
かといってここら日本だと横引きでも我が家の様にシングルでもOKです。
さて、次に長さですが・・・これは先程から述べていますように直(屋根に直接まっすぐなタイプ)だと、長さはそんなに関係なくなりますね。 そもそも煙突が屋根まですでに2m以上になりますから十分ドラフトがあります。
もし横引きでしたら重要なのが「横引きの煙突長」の3倍が「縦の煙突長」です。
これはストーブ、そしてまずそのまま横にすることは稀ですから、真っ直ぐな縦の煙突、これの長さもすでに含みます。 そして横の煙突管があって、そこからまたL字で縦になって多分これは普通外になっていると思います。 この縦の管・・・これの長さと先程の室内のストーブから出た縦の管の長さを足して、それが横の管の3倍あればこれがまず最低基準としておいてください。
これ以下で縦の管の長さがトータル短いと悲惨です・・・ドラフトは弱いし煙が黙々と室内に出てきてしまう恐れがあります。
そして、この縦の管の長さは先程の横の3倍と言いましたが、これが最低ラインですから、出来ればそれの1.5倍ぐらいは縦の管の長さを確保してやってください。
私もこの記事の煙突の頃からまた次のシーズンには煙突管を足しました。 別に劇的に変わったというわけでありませんが、それでもドラフトは強くなって煙突掃除も少なくなったかなと。
こんな感じでやっています(^.^)v
最後に・・・シングルやダブルよりも一番重要なのが、長さと「太さ」です。 とにかく太いほうがいいです。
106mmの一般的な煙突管と私の鋳物薪ストーブが使っている120mmではまったく違います。 ちがうと言うのが煤の付着してからの状態です。
106mmは結構早く詰まりだすとドンドン詰まりますが、120mmなると大きさが全然大きく広くなって少々詰まっても平気です。 かなり詰まってもそれが106mm煙突の広さとさほど変わらないぐらいです。
ですので、煙突まず一番に言えば「太さ」、そして次に「長さ」です。
シングルやダブルなんておまけのおまけですからあまり気にされないでください。 ー40度でもシングルですから(^.^)v
参考になれば幸いです(#^.^#)
ありがとうございました。
返信削除太さは気にしていなかったので
大変参考になりました。
今年こそはと検討中です。
返信削除106φのストーブの煙突を120にスルにはどこからどのように替えたらよいでしょうか。
平屋・壁出しで考えています。
よろしくお願いします
匿名様へ
返信削除コメント有難うございます。(#^.^#)
106mmの煙突を120mmのという事ですが、どの部分からといえば・・・
基本はやはりストーブ本体の煙突接続部、いわゆる本体の煙突をつけるところからです。
ここにストーブによって変換アダプタがあるので、ここから120に変えてしまいます。
あまり・・・と言いますか自分は途中から106を120に変えている人を見たことがないので、やはり本体からだと思っています。
メーカーもそういう感じでストーブによっては120mm変換可能として本体の煙突接続部に器具を用意しているのを見たことがあります。
頑張ってください、今年の冬は寒いようですから、薪ストーブは威力を発揮します。
ただ火事にだけは本当にお気を付けください。(#^.^#)
シングルの煙突でシルバーと耐熱黒が有りますが 使い分けは単純に好みの問題となるのでしょうか。
返信削除くだらない質問で申し訳有りませんがDIYで完成したいのでご回答お願い致します。
匿名様へ
返信削除レスが遅くなって申し訳ありませんでした。
煙突の色ですが・・・基本は好みですねぇ。(^^;
黒だと汚れが目立ちませんが塗装した分高いですねぇ。
シルバーは安いけれど・・・タールなどが染み出してきたときに汚くみえます。(特に野外側ですね)
自分はここらのこだわりがそんなにないので予算の面も考えてシルバーにしました。
お金いくらでもあるよ・・だったならば迷わず黒塗装がいいですよ(*^^)v