7/22/2010

大山ユートピアに到着!

7月21日水曜日

 昨日は大山のユートピアのBothy(避難小屋)へ生まれて初めて行ってきました。




 天気はPerfect beautiful sunny day. でした(^^)v

 前半部分のTrakkingはこのあいだトライしているので問題なく、今回は上宝珠からのcontinue(続き)と言う事でそこから小屋を目指して行きました。

 ほどよいTrakkingを楽しむパックが数パックいまして70近くの方もいらっしゃり、またカメラの機材をかついで上がられてくる人も数名いらっしゃいました。 みんなこの時期のユートピアに咲き誇るお花畑を目指してきていらっしゃるようです。(我々もそうなんですが(^^ゞ)

 平日という事もあるのですが、お話を伺った方々はほぼ経験豊富なベテランの人が多く、まったくノーリードの我々の大きな犬(GoldenRetriver)と我が家のグラポンに対しても、昔の10年以上前の登山者の反応とまったく同じでとても嬉しかったのでした。 犬と供にお昼を食べてそこで昼寝したりしてねぇ・・ほんとうに平和で和やかな時間がユートピアに流れていました。

 ヒゲは食事を済ませると、そのまま前夜にチェックしていた天狗ヶ峰を目指した。 しかし・・・・小屋を目指して下から見えていた天狗ヶ峰付近は簡単そうに見えたのだ・・・が・・・・実際はこんな感じで、途中は楽勝なのだが、いよいよもってたかだかと言われそうだが1700m付近の断崖絶壁の縦走は完璧にビビッてしまった。 (これはよそ様の写真で、こちらのサイトのものです)



 まさしく足がすくむとはこの事だと思い知らされてしまった・・・ほんまに落ちたら「死」しかありません・・・まして先月、先々月も2人死んでいる・・・この大山って簡単そうでまったく高くない山なのですが・・・ことごとくベテラン登山者を殺してきているそうで、チョモランマ登頂成功しているひともここでしっかり「死んでいる」

 この意味は改めてわかりました。 この写真はまだ残雪がある時のようですが、落ちたら止まりませんよこれ・・・(>.<)
 結局ヒゲは天狗ヶ峰のほんとあともうちょっと、と言う場所で危険を感じやめてしまった。 それは日頃運動せずにいきなり久々の山登りだったのですでに膝が笑っていた・・・ガクガクの膝とふらぁ~っとする自分ではあの目の前あとほんの少し先の天狗ヶ峰は無理と判断・・・手が届くそこなのだが、登るのはOK!しかし帰りにこの急な坂のこの細い道を、今のこの足が落ち着いて自分を支える自信がまったくなかった。 引き際も肝心だということなんです。(>.<)  

 上の写真はヒゲがあきらめた地点で撮影した帰りの道・・・すごい急!それでもってボロボロに崩壊する地面・・・滑り出したら止まれない、そのまま落ちたらあの高さからこんな感じの所へ落ちないといけない


 これは痛いじゃすまない・・・ヒゲは座ったままほんとうに帰り方を考えました・・・ズルズル滑る登山靴・・・ピッケルなどないので滑り出したら止める事ができないから・・・・おまけに真っ直ぐじゃなくて少しS字を描いているのです・・・しかたなく座ってゆっくりズルズルとすり足で降りる・・・・それでも勝手に滑っていきそうになるので手を後ろについて、そこに重心をもっていき、足元とお尻は浮かすようにして手の指を地面に食いつかせてゆっくり降りた・・・たった2mぐらいの距離なんですこれが・・・。

 それ以外はごらんの様に綺麗でのどかな、まるで大聖堂コンポステラへの道を思い起こさせるような感じなんですよ。



 
 大山は多くの登山者がおとずれて、魅了するらしいのですが、初心者に優しく、ベテランに歯をたまに向くようで、でもそこが魅力なのでしょうかねぇ・・・ちなみにヒゲは13年前にここの最高頂剣ヶ峰へは初代グラスキーと登って、あの死者をよく出すラクダの背もクリアしています。 でもあそこ・・・坂じゃないからねぇ・・・今回の方がよほど怖かった。



 ちなみにこれはパノラマを合成で作りました、ほんとうに適当でフォトショーのパノラマ命令で製作していますから、明るさの違いなどそこらへんにありますのあしからず。雰囲気をみてやってくださいませ。
(^^ゞ



 下山とちゅうに霧がかかる大山を撮影、荒々しいかんじで、そしてドンドン崩落していく山肌。




 南の瀬戸内方面からの暖かい空気と、すぐ裏にある日本海側の冷たい空気がぶつかりあってこの山はこんなに鋭く鋭利に削られていったのでしょうね。 そしてこうして霧が発生、雲になり山を覆っていました。




 今回の軌跡はこんな感じです。


8 件のコメント:

  1. ヒゲMacさん、こんにちわ。
    バルケッタです。

    大山ユートピアってけっこうとんがっている山なんですねぇ。頂上に登った時には「ファイト~一発~!!」って感じですね。(爆)

    僕は険しい山はとてもじゃないけど登れませんが、年に一回ほど大雪山の旭岳に登っています。やっぱり天気が良くてもあっと言う間に霧で何も見栄なくなったりして別世界を味わえます。
    また秋頃でも行きたいけど、連休なんかだと麓までの道路の渋滞に泣かされます。(苦笑)

    ではまた。

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  2. きれいですね。夏山も素晴らしい。
    大山は私の家からもみえる
    戸隠連峰によく似ています。
    同じようなアリの戸渡りという難所もあり、時々亡くなってます。戸隠は行って来いでなく縦走で向こうへ降りれるので私が行ったときはもんぺのお婆ちゃんも一人で私たちを追い越して行かれました。ちなみにファイヤーレスキューの彼が行きたいと登ったのですが、そこで彼が断念しひきかえしました。

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  3. バルケッタさんへ

     大山はかなりとんがってしまって自分の足の縦幅ぐらいしかない所があるんです・・・おまけに左右が絶壁になっているんです・・・

     これは恐怖です・・・風が強いと押されて落ちそうなんです。平均台が歩ける人でないと無理なコースですねぇ。(>.<)

     ぉおおお!大雪山とはすごい!! 有名な山は登山者が集中して大変だと思います(>.<) 今や山を歩いて景観みるよりも人の行列みるような感じかもしれませんねぇ。(^^ゞ

     確かに、ファイトー!と大きく叫ぶようなポーズで写真とっている人もいますですねぇあの大山の頂上で(^^ゞ

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  4. 電気屋さんへ

     も、もんぺのお婆ちゃんがですか・・・あなどれませんねぇ・・・(>.<)

     あのような細い所を長時間あるくと、ちょっと平均かんかくがおかしくなってふらぁ~としそうになるんです(>.<)

     ちょっと前を見るようにしても、それがまだ果てしなく向うに続いて上り下りしていると余計にその道が細く細くみえてしまって・・・32歳ぐらいの時はこんな感じではなかったようなきが・・・、今はもう無理なのかもしれません。

     戸隠連峰、すごい所ですねぇ、あれは歩くではなくみんな「跨いでわたる」ですねぇ。 みんな怖いものみたさと言いますか、なんだかそんな感じで挑戦されるかも(^^ゞ でも跨いだまま動けなくなる人もいると紹介している所もありましたが、みんなそうなった人どうするのでしょう・・・あれはほんとうにそうなるとその人お地蔵様になっていると思いますから助けるのが大変かもですねぇ。

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  5. こんばんは!
    先日の大山ではお世話になりました♪

    ヒゲさん、なかなか帰ってこないから、後半本気でちょっと心配しましたよ…
    グラちゃんは、ここぞとばかりに、他の登山者に愛嬌ふりまくってるし(笑)

    そんなグラちゃん、とっても可愛かったです(笑)

    砂すべりでカウンターくらった感じでしたけど…
    いつかまた、最高のコンディションで砂すべりしたいものです♪

    次はキャンプですね!

    教えていただいたブログ覗いてきました。
    やっぱり綺麗ですね~
    踊り子さんたちも、気合が入ってる^^

    私は凹む一方です…

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  6. Rie姉さんへ

     回を重ねるたびに段々ハードになってきている感じですが、いつも挑戦してくださり感謝です!(*^_^*)

     なんだろう・・・こんな事いうのも変ですが、なるべくヒゲの今まで手に入れた経験や教訓などを他の人に伝えていけたらと言う想いがあるかもしれません。

     そんなにたいした事ではないものですが、まぁそれでも少しは普通の人より特殊な経験をさせてもらってきているので、何かこれからの役に立てられればと思うのと、あとはねじれ曲がったこの世の中でねじれ曲がらないで欲しい思いもあったりしています・・・なんちゃそれ(^^ゞですが。

     最後は冬山の大山避難小屋登頂でしょうか・・・あれを成し得ればなんでもできまっせ!

     しかしグラポンぜんぜん後を付いて来ないのには驚きましたが、でも来なくて正解でした。 あそこは危険です。

     写真、ヒゲなど常に凹みまくりですよ(>.<) 

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  7. おはようございます。

    こ、こんな怖そうな山に登ったのですか? 参加してみたいと思いましたが、バイクで旅をするのと同じくらい私にも楽しめそうです。
    私にとってバイクの旅は全く気が抜けないのです。あのバイク立ちこけしたら、もう二度と自分では起こせないから、人がいるガソリンスタンドとかコンビに出しか止まらないようにしているんです。

    でも、この山登りは一人ではないので少し安心です。
    でも、もう一回見てみましたが、この山は私には無理なような。^^;

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  8. hareさんへ

     この山はベテランさんでさへ数多く命を落としている山なので、そういった面の所はヒゲは案内しませんから、まぁ~体力に自信があればなんとかいけるかも・・・です(;^_^A アセアセ・・・

     しかし、hareさんがバイクで岡山までいらっしゃる場合、多分2日ぐらいは宿泊しないと、この下山してからは真剣に疲れていると思います。

     なので、大山の近くで当日前夜とその日に宿泊されたほうがよいと思いますです。

     基礎体力が普通よりは少しあるかなと言うヒゲでも、今回はバテマシタ・・・(>.<) 毎日スタジオに通うのに自転車で往復20kmいっていた頃は、犬と同じくらい体力もあったのですが、今回は縦走する時点で膝が笑っていましたから最悪でした。(^▽^;)

     今、新たに基礎体力を付け直しています。

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