4月28日土曜日
このあいだからテストを重ねていたアニメーションによるGR1の歩行。
まだ不完全ではあるけれど、やりながら上手くなっていくしかねぇぞな・・・と言うことで本ちゃんを製作していくことに決めて、昨日からまずは現時点で9秒ほどのシーンを今もっているソフトウェアで製作はじめた。
アフターエフェクトはやはり欠かせない(>.<) 高いソフトだからねぇこれも。
そしてドラゴンフレームやらなんやらと・・・
アフターエフェクトではGR1(ジャイアントロボ)のレイヤーと、手前のEnvironment(建物とかそこら)をRotobrushを使用して(今回初めて使った)マスクをかけてそこだけのレイヤー分け。 そして同じそのEnvironmentsの動画(静止画でなく動画なんですよ、よりリアル感を出したかったので)をコピーしてもうひとつそれのレイヤーをGR1の背後に設定。
そこから見慣れるNull(ヌル)というレイヤー、これを配置(アフターエフェクトやらCGモデリング使いなら普通に理解できるオブジェクトですねぇ、ヒゲはこれするまでその存在の意味すら知りませんでした)
GR1は昨日昼の撮影がキャンセルになったのでコツコツと隣の簡易スタジオにて撮影撮影(*^^)v
勿論グリーンバックでおおよそ129カット撮影です。
今回は3DCGではなく、2Dなので2Dトラッキングを久しぶりに使うこととなり、いやぁ〜あまりに久しぶりなんで忘れている忘れている(^^ゞ で、とりあえず記憶頼りに・・・・
こんな感じでミミズがうねっているような奇怪なポイントが生成されます。 これは・・・
実はヒゲのカメラ撮影しているときに出来た手ブレなどのカメラが動いた軌跡なのです。
これと合成しようとするレイヤーの画像とをシンクロさせることによって、手ブレした画像と合成する(この場合はGR1)が同期して同じように上下左右と動いてくれる。
これで50%以上は完成しているのです。 ここからすでにGR1は起動して動き出す、その時に手ブレした背景とまったく同じようにGR1のレイヤーも動くので(その中でGR1は歩行開始する)ぴったり合成が完成するという理屈なのです。
ただ、その時に専門的になりますが、NULLオブジェクト、これが重要な役割をします。 目に見えないけれど実さいにそこに存在するレイヤーとレイヤーをつなぐ大切なレイヤー。
でもこれって・・・現時点の我々の世界からすると、ヌルという存在はダークマターみたいなものだったりして、目に見えないが存在する。 我々の次元(レイヤー)と別の次元(レイヤー)をつなぎ合わせておく大切なもう一つの次元。
ソフト上でもこのヌルがなくなるとお互いの密接な連携は断ち切られ全体を構成するものが崩壊します。 なもんでヒゲも色々と宇宙物理とかそこらが好きで新しい発見とか見たりするたびに、このヌルという存在は実際にこの現実にあるだろうなぁ〜と感じて、多分いまの科学者ってこれみつけているようなもんだろうなぁとか。
夢膨らんで楽しくなるんですよ(*^^)v
さて・・・この紹介した絵ではまったくもってただのプラモデルのディオラマですねぇ。 勿論ここから最終仕上げのよりリアルにみせる色合い、ハリウッド調トーンを噛ませて、巨体が歩行して舞う砂埃やら大気のよどみなどなどつけて本当に完成です。(おっと、ロトブラシで切り抜いたマスクも今はまだ境界線が甘いので、ここをもっと調整しないと)
これだけの仕事をさせるのですから、やはりPCのCPUは少なくても4コアは必要で、出来るなら8コア欲しいですねぇ。 メモリも出来る限り積む・・・今14GBですが、そこそこサクサク動いてストレスはそんなに感じません。
ヒゲのPCは基本4コアで、それを大掛かりな演算になると8コアに分身するシステムらしいです。
このシーンが終わったら、次のシーンへ・・・そしていよいよ宿敵GR2が登場・・・と頭の中ではなっているのですが・・・はてさてどうなることやら・・・。
そこそこ滑らかに今回は動いているので、完成を見てもらえると嬉しいですねぇ。(まぁ本当にラジコンが動いているような感じですが(^^ゞ)
制作過程を、こうして見ることが出来ると、
返信削除こんなところが難しいんだ、とか、
こんな工夫をしてるのね、とか、
いろいろ、勉強になります。
それに、出来上がりが楽しみで、ワクワクします♪
yukikot23様へ
返信削除それこそ、TUTの動画を作って公開してみたいところですが、まずはまともにこれが作れるかどうかが一番でして(^^;)
現在とってもトラッキングが合わなくて困っています。 仕方ないので外の家とか周りを撮影した動画はまた今から撮りなおそうと。
とりあえずGR2とぶつかり合うところまではつくってみたいですねぇ。
と、言いますかこれ・・・CGでやれよ!といわれそう・・・(^^;)