1/05/2010

UP ディズニーピクサームービー


1月5日火曜日Vol.02


 UPを見ました。 日本では「カール爺さんの空飛ぶ家」です。




 話自体はそこそこ面白かったですねぇ、現実的なものを照らし合わせては見られませんが、その意味している所は奥深い所もあります。

 ジョン・ラセター監督ものなのでそれなりに期待はできますが、ちょっと現実的ではない発想が物語の世界観が現実的にしているので「まぁここらは子供が見るとしてぇ~」と言った具合で境をしっかりしておけばとても良い作品ではありました。(よぉ~は良かったってことですが(^▽^;))




 ジョン・ラセター監督の映画でジーンときたのがやはりカーズ!何度も見てしまいます。 最後のレースで自分の腕も上がりライバルに勝てる技をも持ちながら、そのライバルが選手生命をなくするぐらいの大事故を起こして、それを無視しては勝てない主人公の車が助けにいき自分は優勝を逃す・・・ありがちなシナリオなんですが、でもとても感動してしまうのです。 人間なかなか出来ない事、こういう場面では自分の各々のおかれた立場での状況で天秤にかける所なですが、とても苦しい選択を強いられる・・・・

 ヒゲは一度これに似た苦しい選択を神さんに強いられてしまった事があり、こういった場面展開の映画にはとても神経を注いでみてしまうのです。 それはその監督のそれまでの経験や考え方があらわに出るからです。 そして今回のこの「UP」、カール爺さんの空飛ぶ家でもそれがありますが、しかしカール爺さんはカーズの時の様にかっこよくそれを決められなかった・・・・いわば自分にしがみ付いてしまった・・・





 ここらはラセター監督もごく一般的な人間は普通そう行動に出るだろうと言う事をしっかり踏まえて作ったのですね。 ただ・・・そこからそうした人間はこの後の行動に対して二手に分かれるのをヒゲも経験しました。 で、このカール爺さんは人は奇跡と呼ぶか偶然と捉えるのでしょうが神さんがしっかり小さなサインを送ってくるんですね。 自分がしがみ付いた物は意外にもむなしい物であった、それを自分自身の行動で教えられ、彼はそこから後悔しない進むべき道を見つけるのです。 ようは、神さんって自分が選んだ道が失敗して、でもすぐにそれを修正してくれる道を差し伸べてくれている、、映画でもすぐにそれがやってきますが、ヒゲも自分の経験では選んだ道が誤りで自分を守る方向を選らんだ(心の中は後悔しまくっているのですが)、そしたらすぐにそれを帳消しにするような導き(出来事)がありました。




 この監督もそんな経験をしたのだろうかとさへ思ってしまいますが、そんなこんなでこの映画はやはりラセター映画らしく、世の中を生きる人間の弱いところを見せつけるのですが、そこを人はしっかり超えられていける力を持つと教えてくれています。 もちろんそれは自分ひとりでは決してなしえないという事がカーズの時からファインディングニモの時から流れています。




 ちょっと切ないけれどある意味大人の映画なのかもですねぇ。 あっこの映画の英語はこんなヒゲでも結構耳に止まりました、さすが子供向け?(まだこんなレベルです・・・(ーー;)悲しい・・・)

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