3/24/2011

恒例の冬山

3月24日木曜日

 ずーっと犬のお友達にお誘い頂き行っている冬山の大山(だいせん)。 今年は当初予定していた大雪のある2月にヒゲの仕事が入っておりいけませんでしが、その後3月に再度お誘いをいただきやっといってまいりました。

 ん~しかし3月の後半にはいってもこの雪は・・・・沢山よい水がこの土壌に、そして大山にたっぷりはいってくれたことでしょう。(^^) 聞くところによると、今回降り積もった雪が山に染込み、そしてそれが湧き水として出てくるのにおおよそ5年ほどかかるとの事。(山の規模にもよると思いますが)
 
 そのあいだに自然のバクテリアやその土などが飲料に適さないものをろ過し綺麗に浄化してくれているこのシステム・・・まさしく自然界は今の地上を謳歌している生命に対してこうしてあまりに絶妙でかつ確実なシステムを構築し、われわれ全体は生かされていると強く感じるのでした。

 ヒゲは写真の仕事の以前は山の中で活動する仕事が長く、色々な植物やらその土壌、土地の形成をみたり、戦前の遺物があったりしたのを見ていて、そのひとつひとつに物の理、またそれを通して天の理みたいなものを感じるのが大好きだったりします。

 今回もすばらしい天気に恵まれて出向けた大山、木々の枝に新芽が春を待っているのを見て心和み、それらを傷めない様にくぐって前に進んだり、反対に大胆に木の枝を掴んで傾斜を登ったり、その時に「ありがと、ちょっと力をかりますよ」とそれらに言って見たり。




 300日ぐらい山にいて(年間合計)、この歳でも感じるのが、こういった「人間以外」の命や物(無機物にも)に対して「心を持ってせっする態度」が、沢山の危険もあった山での仕事や趣味の登山の中で、大きな事故も皆無でいられたのではないかとほんまに考えています。





 映画やドラマ、小説にアニメにはよくこういったテーマをベースに物語を綴ったりしますが、多くの人はその話に感動はし、そこで納得はするものの、、実際の現実の生活や仕事になると・・・・それらを元にして行動する人が本当に少ないのに気づきます。

 宮崎アニメに感動はするけれど、あれの精神を普段の生活や仕事で活かしているでしょうか? それと同じです。 でもこれを心がけて毎日をすごすと、とっても気持ちが晴れ晴れしますし、無機質な物であるのに、自分のピンチや大事な場面では、それを大切にしてくれたその人を支えてくれます。 これ経験からくる真理とヒゲは言っちゃいます。





 幼少から親に言われたのか、どこで覚えたのか「物には心がある」と考えています。 ただ・・・決して神が宿るとは考えていません。 あえて言うなら・・・・昔から言う「精霊」が宿るというやつでしょうねぇ。

 そう考えると、この今われわれが住んでいる世界って実はあまりにすごい世界になるのですねぇ。 精霊がいて、神さんいて、それに順ずる聖霊もいて、諸霊や悪魔がいて・・・ん~目に見える範囲のわれわれの世界観ってほんまにちっぽけな範囲なんだとも感じます。

 なんでもそうですが、どれだけ人間って広い目でものごとを捉えられるかが、その人の意識の開放というものに大きくつながっていくのではないかとも考えてしまうのでした。

 もちろん足元もしっかり見据えても入っています。

 今回の地震にしても、津波にしても、、、特に津波は・・・広い目で見るということの大切さが出てきています。 あれだけ揺れた、海辺の人は地震と津波はセットと考えないといけない・・・危機管理の問題・・・それなのに波がすぐそこに来ていて車で逃げようとする人がいる・・・・逃げ遅れ・・・・逃げられない人も勿論いますが、この話では逃げられる状態の人が逃げていない・・・・大問題!

 まぁ、地震の話題は置いておいて・・・この度、大山のヒゲのお気に入りだった大神山神社に行ってきたのですが、その変貌ぶりに唖然としてしまいました。 別段建物がどうかなっているわけでなくって・・・

 そこを管理する人達、いわば神主さんですね・・・その人のお考えが180度変わってしまった事でした。 昔むかしにあった15年前に出会い、2時間以上も宮の中で熱く語り合ったあの神主さんはもういらっしゃらず、今の神主さんになってこの大神山神社は神社内に犬など他の動物を入れることを拒否されました。(>.<)

 昔の神主さんは「神さんは命に分け隔てをしませんよ」とヒゲの犬も宮の中に入り一緒にいたのです。 その神主さんは「多くの日本の宮は間違っている、あれは神ではなく人間の都合ですべてを行っている」とおっしゃっていて、それはそれはヒゲはびっくりして「この人ほんものだわ」と心から感じていました。

 なので、その人から宇宙のビックバーンの話から運動エネルギーの話など、ヒゲの大好きな物理や化学に宇宙論の話題が沢山とびだし、なので2時間以上も話してしまったのですね。(^^;;

 もうあの時だけでしたあに人にあったのは・・・・あれから何回も行っているのに会ったことがない・・・いや一度だけ・・・巫女さんと宮内を歩いていたのを見たが、あの時のような軽い雰囲気ではなかったし、わざわざあちらから話しかけにくるようなあの時の様子ではなかった。

 ヒゲ、勝手に想像してしまうのです・・・・もしかして、あれって実はよくある話で、神さんが人間の格好して出てきてた・・・ってやつだったのかな?と・・・・でもそう考えるのも楽しいし夢があるじゃないですか。(^^)

 今は、この大神山神社、犬はダメ! ましてスキー板履いて玄関付近までいくのもダメ! 思わず私はお守り売り場で私と犬に指摘してきた若い青年に、その神主さんの言葉をそのまま伝えました「神様はね、命に分け隔てしないのですよ・・・」で、その青年は言いました「それは昔の神主で、今は違います」と・・・・。

 神社は神の宮・・・・でも日本の殆どの宮は「人間の都合で人間のルールでの宮」だというよい証でした。 あの神主さんのいったとおりになっています。

  写真は下2枚が同伴してくださったムリムリ山岳隊の医療班隊長が撮影してくれたものです。 構図が上手い! 最近みんな写真うまくなってるねぇ(*^^*)

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