4/19/2011

Gustave Dore

4月19日火曜日

 昨日午後に打ち合わせで外にでて、時間がちょっとあったので書店によりたいと思って立ち寄ったのが古本屋さん。 久々の古本屋さんですが、そこはそこそこ美術書やら写真集が揃っていてなかなかでした。

 で、ちょっと気になって手にしたのがこれ。




 どこかでみなさんも目にしたことがあるかもしれないイラスト・・・Gustave Doreのイラスト集なのです。 思わず購入してしまいました・・・あ~またお財布が軽くなってしまった・・・(>.<) とはいっても新品買うよりかは遥かに安いのですが、個人的にはかなり好きなイラストだったので特した気分です。

 このグスタフ・ドレに関してはネットでいくらでも情報があるので、ここで説明は割合しちゃいますが、フランスのリトグラフ系の画家のようです。 で、この購入したものは241シーンのイラストが掲載されたもので、それのどれもがBIBLEからのものなのです。(聖書から)

 改めて241のイラストをジェネシスから黙示録まで見ると、なかなか楽しいといいますか勉強になります。

 それは、グスタフさんと当時の教会やら出版社との思惑なのかで生み出された聖書の中をイメージしたものを見られるからですね。

 この旧約聖書の中で一番お笑い系のお話がこれ「ヨナ書」ではないでしょうか。 まるでこのヨナさんってヒゲ自分自身を見ているような人です。 以外と一般の人は知らない旧約の中のお話ですが、今の日本で起きている雰囲気をかもし出している感じです。

 ヨナさん、いきなり神さんの声がして「ニネベという大きな町」に行き、(簡単な説明ですからね(^^;;)そこの街があまりに最低だから滅ぼすぞ!と・・・ヨナ、お前が行って彼らに伝えなさい。 と神さんから言われるわけですわ。(^^;;

 で、普通なら「わかりました神さん!私はあなたの忠実な僕、すぐにいって民達に伝えましょうぞ!」となるのですが・・・・が・・・・・すごい事にヨナさん・・・・そりゃぁ~やっべー! 俺逃げるわ、おっそろしい!!・・・・大爆笑(^▽^;)

 はい、彼は伝えるどころか逃げちゃったのですよ・・・・・で・・・・神さん超呆れてますわなそりゃぁ~・・・多分天国から開いた口が塞がらないでいたのでは・・・・

 このヨナさんのお話は超超ショートストーリーなのです聖書の中では。 で、彼のやることがとっても滑稽で笑えるのです。 聖書にしてはここまで面白い話はこれしかないでしょうねぇ。

 もちろんヨナさん逃げても逃げ切れるわけないですわそりゃ~・・・彼の逃げるところに「天災ありぃ~」なわけで、それを一緒にいた人達が大きな迷惑こうむるわけですよ・・・・周りの人もこの災害は誰かのせいちゃうか?となって・・・そしてヨナさんにみんなの視線が・・・・・ヨナさん堪忍して「オラだす・・・もうしわけねぇべ・・・」みたいな感じで・・・・

 まぁこの後神さんにちょこちょこおちょくられてしまうのです。 で、ヨナさん「もうやめてぇー、そんなんなら俺殺してくれてえぇ~からさ」なんてはぶてて、いじけたりして・・・・そしたら神さんなだめてよくしてみたり・・・・とまぁこんなお話なですね。

 これのニネベの街の人に神のお告げを伝えているシーンがこれなんですね。




 聖書って以外と面白いのと、とっても感動するものが多々あるのです。 そしてよぉ~く読んで見ると、カソリックの原理主義とかそこらの古い考えの人達がすでに陥ってしまっている傾向があるのが残念でなりませんが、 一般的な神の前ではすべてなにごとも白く清くいないと天国にいけないとか・・・罰があたるとされることは「ない」とダビデのところなど読むと明らかです。

 このキリストの世界も、大昔からそうですが、強い人間の意思が働いて、ほんまに聖書に書かれている内容を確実に無視しているところがあるのですね。 人間の都合のよいように解釈されてしまっているわけです。 なもんだから宗教って煙たがられて怪しいとかそんな感じに思われてしまうのですねぇ・・・・

 残念ですわほんまに(>.<)

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