3/21/2008

薪窯から生まれた陶器

薪ストーブを始めて色々な情報を探しにネットを徘徊しておりましたら、それはそれは沢山の方のサイトへおじゃまし、そして素晴らしい出会いもあってやはりこのインターネットと言うのはすごいツールだと感じました。その一つに、今日の写真に登場した(やっとアップできましたユアン夫妻)マグカップ!(と言いましてもこの絵の構図ではマグとはわかりませんですねぇ~すみません・・・じっくり取り組んで撮影すればよかったのですが・・・)



このマグは陶芸家ユアン・クレイグ氏の作品で、ユアン氏は益子焼の作品を作られているオーストラリアからこちらへいらっしゃった作家さんです。私は面識全然なくって(そりゃぁ~当たり前か・・・?)、「ただ薪のくべかた」
などのワードを検索していてヒットしたなかに、奥様のブログがあり、そこで夫妻を知ったといういきさつです。陶芸はうちの奥さんがとっても好きで(珍しい)焼き物にうるさいんですよ・・・で、購入するときにとりあえず奥さんにマグの写メ送ったら、やはりあちらの人らしいデザインでいいねぇ~となり、注文したのでした。ユアン氏は窯焚きに関してなるべく環境に優しくと言うことで独自の窯を制作され、それは今も多くの方に図面を公開し作られていると言うことです。

このマグは取ってがいきで、またとても遊び心というのでしょうか、細かな所にちりばめられた模様やデザインに思わず顔がほころびました。(パソコンなどでアップルのマックやアドビなどはその昔多くの遊び心をちりばめて、制作者の顔やゲーム、「Magic」とキーを叩くと制限付けられていたプログラムの扉が開いて全てが解放されて使えるようになったり・・・それはそれはいきな計らいがしてありました)なんだかそれに似ているような、またそれに触れたときのような感覚でした。



毎日使う物だからこそ、良い物、自分にあった物を探していくことは大切なことだと感じる今日この頃です。だからなのでしょうか、ユアン氏のコンセプトが The Art of Function, The Function of Art」これを日本語でひとまとめにしたならば「機能美」となるのでしょうか。

ユアン氏のHPサイトはこちら→http://www.d1.dion.ne.jp/~euan/index.htm
奥様のブログはこちら→http://euancraig.blog.ocn.ne.jp/about.html

後書き
今日の写真、撮影は発砲スチロールの箱の中にマグをいれて、上からスピードライト1灯(ごく普通の家庭にあるストロボ)で撮影。今回説明いたしました取っ手やデザインはユアン氏のHPにあるギャラリーから益子やさんに飛ぶと見ることができます。(説明したぐらいなら写真とっておけよな・・・とは言わないでくださいましぃ~)

6 件のコメント:

かわはら さんのコメント...

全体像よりも、特徴があって自分がポイントと思った部分をクロースアップする方が雰囲気のある写真になりますよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

ですねぇ、ですから通常カメラを趣味にしている方々はだいたい(望遠)→(広角)→(マクロ)にいってますねぇ。

私の一番影響を与えて下さったフォトグラファーがブルース・ウェバーなんです。撮影とかそんなんじゃなくて(私は男性ヌードは撮影しないので・・・笑)彼の考え方で今も守り続けているものがあるんです。それは一つのレンズを決めたら最低1年間は浮気せずにそのレンズだけで撮影していくって事です。私はこの時に自分の人生を決めたレンズが50mmf1.4のニコン標準レンズだったのです。でも常に使うD1やD2X、D70などでは1.5倍の焦点距離ですから、丁度80mmレンズって事になります。それのf1.4って事になりますからすごい絵がとれるんです。しかしリスクもかなり大ですが、被写界深度がとても浅いのでピンが恐ろしくシビアなんです。でもこのレンズだけで使い続けました自分の時間では。そしてフリーになったときに、ポートレートやお宮参りやスナップの仕事など全部このレンズだけでした。ブルースウェバーのこの教えは私には素晴らしいものでした。今ではこのレンズと私は手足の用にコントロールできて癖もわかって一心同体的です。そろそろ次のレンズに移行する予定ですが、広角かなぁ~と狙っています。

って何がいいたかったのでしょう・・・爆!
ようは・・・出来ればレンズをあれこれ使う前に一つをじっくり使ってみるといいよってことですね。

匿名 さんのコメント...

ご紹介ありがとうございます。
こんなに質感まで感じる写真で撮っていただけて、
このマグカップも幸せものです。

クロースアップの大胆さは、やはり経験から生み出されるのでしょうね。
勉強になります。

民芸運動の「用の美」を夫が少しアレンジし、
彼のポリシーでもある「美の用」を付け足したのですが、
一言でいうと「機能美」となるのでしょうね・・・。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

三日月さん

勝手に載せてしまって、また事後報告となり申し訳ありませんでした。

なるべくできたら多くの人の作品などを紹介していけたら、そんな想いがありますのと、こうしてネットでリンクされる世界で新しいコミュニケーションを利用して伝えていきたいと言うのもありますです。

用の美、美の用、機能するものにムダはない、そしてそれは着飾らないので美しいですねぇ。
昔、若い頃のオートバイのレースをしていたとき、メーカーのチームが作るん千万から億のレーシングマシンを見る機会があり、それはとても美しく芸術品でした。メカが芸術?となるかもしれませんが、あのようなメーカーのチームマシンはワークスマシンと言いまして、彼らの機械はオイル汚れや泥などついてませんで、それはそれは宝石のように綺麗な金属の輝きに血の役目のオイルの色など、一般の車などでは考えられないほど綺麗にしあげムダがないのです。その美しい仕上がりと人間の考え出した究極の機能は圧倒される力を出し、チームの目指した意志の集大成なんですねぇ。それをまた努力とセンスでみなが天才と言われるライダー(人間)が操る・・・すごいものでしたが、それが陶器でもやはり同じにかんじます。目の前にあるそれは人間の意識の現れなんですからまたそれもよく考えるととても不思議なものであるように感じます。(またわけわかめラーメンな事を言ってますすみません)

かわはら さんのコメント...

一本のレンズを使いこなすというところや、最初のレンズのことも共感できます。私も最初に一眼レフを使った時にミノルタのROKKOR 58mm F1.2一本でした。独特の焦点距離と被写界深度の浅さでした。私もこれで基本を学びました。

現在は18-200mmのズームという怖いくらいのワイドレンジのを使っていますけど、無難な写真は撮れますが、なかなか味のある写真にはならないですねぇ。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

コニミノになるずっと前ですね。
ミノルタは使ったことがなかったのですが、とうじヒゲはイオスだったのです。私の最初のカメラはキャノンA1なんです、と言っても父親のカメラでしたが。
それから当分カメラはめもくれずオーディオでしたねぇ、そして久々に購入したのがEOS10だったのです。さすがにEOS1は無理でしたから。でもねぇ~あまりパットしなくて・・・そこからレース一筋でしたから、写真からは離れていました。

しかし皮肉な物で、嫌いだったニコンを今は愛用しているんですから・・笑
反対に今ではキャノンが使いづらい・・

しかし58mmなんて面白いレンズですよねぇ、よく癖のある人はコンタックスのプラナーをこよなく愛している人が多いと感じました。あれもツワイスのよいレンズですねぇ、なんだかミノルタのこのレンズもそんな感じの人を選ぶレンズでしょうか。しかしf1.2
はシビアですねぇ~、キャノンも一時期だしておりましたが、お値段がお値段でした。でもなんとも言えない絵が出てきそうです。

18ー200mm:今ではこのクラスのレンズは標準でついていたりしますが、すごいレンズです。単価がそうでもない仕事にはこのレンズを使っても問題ないぐらい悪くはなさそうですねぇ。