1/24/2008

薪ストーブの着火絵図


薪ストーブに火をいれるときの状況を絵図で紹介いたします。
ただし、かなりアバウトで適当ですのであしからず。

1)まずは火室の下へ段ボール(我が家これです)を適当にちぎって(細かくても大きくてもその火室にあった大きさにしてください)入れます、このときに少し絞るような感じで立体的にしてやると空気の隙間ができて燃焼がいいです。そしてごらんのような廃材(幅木3cm×1.5cm×25cm)を段ボールの上にくべます。できるだけ交差させて空気が通るようにしてやります。










2)これはマッチで火を入れた状態です、まだ初期なのでチョロチョロといった感じです。ストーブ自体は、上の煙突部分にある「ダンパー」を全開にし(ダンパーとは、煙突の通路を塞ぐ板のようなもので、これを完全に塞ぐことはないのですが、半分とかその燃焼状態をみて調整します。意味は「火室の熱をそのまま煙突を通して逃がさない役目」といいましょうか、反対にこれを全開にして燃焼させると、煙突部分だけで150度以上になるとのこと)エアーダイアルも全開にしておきます。マウンテン2bの場合は、エアダイヤルは全面ガラスの煤よけのエアーカーテンの役目もしていますので全閉はしません。










3)扉を閉めて炎が安定するのを待ちます。(マウンテン2bは蓋を閉めるとターボみたいに炎の勢いがあがるのが未だに不思議です)















4)ここまで炎があがれば後はほっておけばいいような感じです

















5)その後このぐらいまで炎があがります、ですがこれは廃材を使用していますので、火の勢いが強いと思います。
このぐらい炎があがると先ほどの「ダンパー」を半分ぐらい閉めます、そしてエアーダイヤルは調子をみて全開のままか、2割ほど閉めるぐらいです。(我が家の場合は)

6 件のコメント:

かわはら さんのコメント...

扉を閉めた時にターボのように炎が上がる理由を推測してみました。

燃焼に必要な空気の量は決まっているわけですから、扉を開けている状態ですと開口部の面積が広くなるので流速が遅くなり、扉を閉めることで空気取り入れ口からのみとなり開口部の表面積が小さい分流速が早くなるのではないでしょうか。

その結果、薪に勢い良く空気が当たるということだと思います。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

多分そんな感じかと思います。
このマウンテン2bのクリーンバーンが疑似だったので、この火室の小さい薪ストーブの場合、いかに効率よく温度を下げずに空気を送るかと言うのが課題みたいで、そこらへんの仕様なのかもしれません。奥の穴から吹き出すエアーは温められた空気であって、本当のクリーンバーンの煙ではないのですね。ちょっとがっかりでしたが、でも次は二次燃焼システム付きか!と思っています。
ちなみにこのブーストがかかっていると「あっ!」という間に薪がなくなるので、抑える方法が「ダンパー」でした。ほとんど炎の調整は「ダンパー」で行っています。

かわはら さんのコメント...

私のところはダンパーはついていないので、空気の取り入れ量のみでのコントロールです。

だから、ダンパーによってコントロールする時の挙動が今ひとつ実感できません。

ダンパーを一定にして空気の取り入れで動かすのと、空気の取り入れを一定にしてダンパーで動かすのとどう違うのでしょうか?

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

私もはっきりとはいえないのですが、ダンパーの記事を今回のせてみました。

ダンパーは熱せられた煙をどのぐらい放出するかの調整弁、そして煙突の引きを調整する弁といった具合でしょうか。

2サイクルエンジンでいいますと、キャブからのエアーを絞ることで立ち上がりのいい、ピックアップのあるエンジンレスポンスができあがります。
しかしパワーがなくなります。
反対に、エンジンの排出側、マフラー側の膨張質のようにそのまま素通りで燃焼エネルギーを外へ出さずシリンダーへもう一度送り燃焼効率を上げる。

こんな状態と思って頂くといいかもです。

エアーダイヤルはパワーコントロール
ダンパーは燃焼効率コントロール
こんな結論がでてきました。

かわはら さんのコメント...

なるほど。車のエンジンにたとえると理解しやすいですねぇ。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん
おはようございます
なんとなくですが、燃焼させるといった感じから、エンジンの内炎機関がしっくりくるような感じがありました。

それこそキャブの役目、マフラーの役目って感じがします。
それと排気デバイス(各社色々出してました)が二次燃焼システムなどですね。

バイク開発者や車の開発チームが組めば、すごい薪ストーブが出てきそうです。小さな数千円ぐらいのソーラーバッテリー駆動で排気デバイスとそれをコントロールするコンピュータユニットをつけて、その時の最適な燃焼効率あげるシステムがつきそうです。

ヤマハの活気的な低速トルクを2サイクルでだした「YPVS機構」などがそうですね。(実際レースではこのシステムの恩恵なんて、これっぽっちも受けませんかとっぱらってますが、街の乗りではとても便利で重宝するシステムでした)

多分本体もエンジンそのもののようなフィンが沢山ついて表面積を確保し、もっとこだわれば、その表面加工は全部サンドブラスとでミリ単位以下の表面積をかせぐ!などなど、モータースポーツの世界からフィードバックできることが沢山あるような感じです。