1/27/2008

高級薪ストーブの違い



前回の火事の話はちょっとまってくださいね、今日は生まれて初めてよそ様のお宅の薪ストーブを見に行ってきたのでそのお話です。

そこは父親の友人宅で、60歳を超えるかたで、去年から薪ストーブを始めたそうです。今年の年賀状にその薪ストーブの様子がプリントされており、なかなか素晴らしいデザインのストーブだったので、ネットで調べたのですが普通のショップでは出ていない、じゃぁ中国製?と思ったのですが、そこらへんでも確答する物がない・・・で、今日伺ってメーカーを見せていただきました。そしたらこれまた珍しいメーカーで「ドブレ社」と言うベルギーのストーブメーカーなのです。これは知りませんでした、そしてそのかたの機種が左の写真の機種です。

細かい詳細はまだHPでみてないのですが(英語表記でないので難しい)私が実際に見てさわった暖まった感覚を記載するとこんな感じです。

1) とにかくガラス面が大きい!
2) むちゃ暖かい!
3) 機体の下にあるエア調整のノブを全閉にしてもほとんど煤がつかない・・・
4) 普通運転ではどんな薪をくべても煤がガラスにつかない、つきようがない感じでした(松、ケヤキ、廃材をくべてみましたがまったく煤がつきません、エアーを絞っていてもです)
5) 驚くべき長時間燃焼をする!(我が家のマウンテン2bに入れるぐらいの小~中割薪が30分以上持つ!(しっかり炎をゆらゆらあげながらです、マウンテン2bならさっさと熾火になって沈火です)大割が1時間半余裕でした、我が家ならあそこまで熱をあげて燃えながらの状態なら30分大割で、そしてくすぶりだして熾火に近くなってようやく40分から1時間もつか・・です)
6) 実用に鑑賞に文句がありません!
7) 煙突の部材に我が家と同じバイメタル温度計をつけていらっしゃって、見てみるとなんと150度!超余裕のパワフル運転、エンジンが大きい車と軽四のビンビン回して運転の違いが痛いほどわかりました。

よって・・・値段だけのことは確かにある!でした。
欲しくなっちゃいました、今度はもうケチらずにこれか!と思ったぐらいです(マウンテン2bごめんなさい)。
そしてこのベルギー製がなんとも良い感じです。クリーンバーンは触媒方式でないのがうれしい!
中はセラミックでかこわれていて、天板ではお湯がわかせません。そこまでの温度にならない、ですのでここのお宅ではがっかりらしいです。
150度ぐらいの温度で運転するので煙突と壁との距離が短くとれる。(低温火災の事は個々よく考えて設置です)

なにをくべても平気なように、まるでフールプルーフ(どんな愚かな使い方をされても大丈夫なように設計されていると言うこと)をしっかり考えられた感じで、恐ろしく安定して余裕の運転模様は貫禄でした。

ベルギーの考えなんですかねぇ、きっちり妥協ない製品。
あ~なんとなくマウンテン2Bが660ccスーパーチャージャー的に見えて、ドブレがメルセデスぐらいにみえちゃいました。

8 件のコメント:

かわはら さんのコメント...

残念ながら二枚目の写真が何故か表示できていません。

高級薪ストーブの威力を目の当たりにしたようですね。私も同感です。高いだけのことはありますよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん
ありがとうございます、二枚目が見えてないのですね、もう一度アップし直してみます。
しょうしょうお待ちくださいませ。

しかしドブレ、すごすぎです!
目の前で感動してました。
ガラス面が大きいと遠赤が多く放出できるのであったかいですねぇ。
そしてガラスが大きいと、煤けたときに困る・・・になるのですが、煤けない!!もう「うっそーーー」でした。
こいつ煤けさせてやる、ってやっても最終的に松焚いて全閉の窒息状態にしてもうっすら左端がほんとちょっとだけ、煤けかけた・・・です。このテクノロジーには驚くばかりです。
そしてまたノブを回して空気をおくると、あっという間に綺麗なガラスに!まるで魔法です。これってガラスふきがいらないじゃん、でした。

天板でお湯が沸かせないのは、本当にまだガンガン焚いてないからではないかなぁ~と思うのですが、でもバッフル板が耐火セラミックで湾曲に覆われているので、それでかなぁ~と思います。じつはドイツ圏じゃないんですね、地理がわかってないヒゲでした。
ベルギーは、このベルギー人の考え方すごいです。

かなり高いけれど、このドブレ、次期候補にしています。

かわはら さんのコメント...

かなりのインパクトがあったようですね~。

お湯を沸かせない理由は私も同じように思います。

ある程度の経験がないとガンガン焚くというのもビビってしまいがちですからね。そういう高級機の全開燃焼も見てみたいですよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

すごいアイテムがありましてねぇ、それは直接ストーブのギミックではないのですが、松ぼっくりをいれるとそれはそれは綺麗な真っ青なオーロラ炎が出てきたんです。「えーーー??」となりました、で・・・種あかしが・・・・松ぼっくりにそう発火する粉がついてんですよぉ~ったく!でした(爆)
しかしすごい綺麗なオーロラ炎で、イルミネーションになるぐらいです。かなりの時間そうして炎が上がっていましたが、あんな感じで二次燃焼のオーロラ炎は見えているとしたら最高だわ!と本当に思ってしまいました。
もうそこらのイルミネーションなんていりませんねぇ。素晴らしい炎のファイヤーダンスでした。

かわはら さんのコメント...

一度、味わってしまうと忘れられませんよね。いつの日かの目標にしたいですね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

まさしくそうです。
私のストーブの基準があれになってしまってます。

代表的な薪ストーブメーカーを体験させてもらって、それでどれか決めたいですねぇ。でもこのあいだのドブレみたいに針葉樹、廃材、全閉なんて実験させてくれそうにないですねぇ。

匿名 さんのコメント...

まったくもって、「高いのには理由(わけ)がある」って感じですね。私の知り合いもヨツールのf400を使っていますが、ヒゲMacさんのコメントと似たようなものです。
しかし、しかしですねえ値段は10~15倍ですから、そのぐらいはやってもらわないと。私は大好きです、moutain-2b、ちぃちゃくて、安くて、二次燃焼の装置もついてるし。ベンツもいいけど、軽4も悪くないっすよ。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

うばめ屋さん

ですねぇ、あの時は相当ショックで落ち込みましたが・・・でも気を取り直して原点復帰です!

何か重大な欠点があるわけでないし、しっかり部屋を暖かくしてくれている事には同じ事ですし。そしてなによりも自分のストーブのポテンシャルを引き立ててやれば、負けないぐらいの能力を見せてくれています。

どちらかと言うと、最近思うにこの手の小さいストーブは火室の温度を高温でキープするのが重大な点ですから、針葉樹がとても活躍しています。それにあの匂いが好きです。そろそろ煙突を開けてみないといけないのですが、全然燃焼は問題ないのと、引きも変わらないのでそのままズルズルいっています。

とことん裏山で赤松とか取ってきています。(笑)

それと!なんたって薪ストーブで一番一番重要なのは「薪」ですね。
それがないとどんな高級機でもただの重たいインテリアです。
上質な薪を提供してあげてください。
燃料が命ですから。