ヒゲは写真の商売をしておりますが、実は元々カメラが大好きと言うわけでもなく、好きではあるけれども凝った音楽と一緒で「ハード」よりもすぐに「ソフト」側にいってしまう種族のようです。言い換えれば機械よりも作品、レコードの曲等が主体になってしまうのでした。
ですのであまり機械に拘りはないのですが、嫌いではないので(幼い頃から真空管などのパーツの中で育ったので)機械はまったく拒絶反応はなく、むしろしらずと構造がわかりバラす組み立てるに関してはなんら問題ないのでした。
そんな中でこのカメラは頂き物なのですが、とても味のある気に入ったカメラです。オリンパスの35RCと言うカメラでフルマニュアルになる当時プロのサブ機として作られた小型携帯性のいい35mmカメラです。
メカニカルシャッターですので電気式ではありません、ファインダーは二重合致でヒゲは見ずらいですが被写体がファインダーの中で合致した所がピントのあっている所です。そしてその中に現在選択しているシャッタースピードに適正の露出が表示されているです。
重さ、大きさともに丁度よいとても気持ちよいバランスです。ヒゲは今愛用しているオリンパスのキャメディアでもこのバランスを感じており、このクラスのカメラがとても好きなことに改めて自覚してしまうのでした。このクラスのカメラで仕事ができればとてもよい仕事ができそうなのですが・・・。(作品作りはこれでも大丈夫ですが)
このカメラの仕上がりはとてもゆるい感じの絵で、また開放2.8のボケ具合も自然な柔らかい感じに思えます。オリンパスのズイコー系レンズは少しアンバー系なのかヒゲはそうかんじるので、暖かい感じがしますねぇ。
これはネガでの仕上がりをスキャンして処理したもの、なんせフィルムがちょっと古かったのでマゼンタかかっていますが、でもそれもまた作風に一役かっています。完全マニュアルの開放でここまでピンがあのファインダーできて、かなり適当な露出でもラチチュードが広いのでちゃんと撮影出来ているのがすごいですねぇ、ネガ万歳かもです。
2 件のコメント:
古いカメラもテーブルの上で味のある写真に仕上がっていますね。
そのカメラで撮影した絵とあわせて、楽しませてもらいました。
かわはらさん
いえいえ、かなり横着なその場しのぎの撮影です。でも木目とか木の色合いがあると暖かい感じがしてきて全体が柔らかい印象になりますねぇ。
このネガの撮影はほんと使っていなかったフィルムを冷蔵庫から取り出し使用したもので、なんとも全体がゆるいマゼンタ系になってしまいました。またフイルムスキャナーの(フラッドベットとは違う専用のがあるのですが)カラマネが出来ていないのも原因です。
今ではふるぅ~いもうなくなってしまったミノルタのフィルムスキャナーでディマージュとかなんとか言うものです。35mm専用なのでトホホですが・・・。(せめてブローニーをスキャンして欲しかった)
仕事でブローニーをスキャンしますが、これはもうかなり安い単価なのでフラッドベットでいっていますが、本当はイマコン(http://www.nationalphoto.co.jp/2F/021220_scanner.htm)
あたりでスキャンすればいいのでしょうが・・・
このイマコンはスタジオ時代に使用させてもらっていましたが、細かいスキャンと平面性を確実に保つので歪みのない素晴らしいスキャンをします。ただしお値段も目玉が飛び出ます。今の時代ではあまり恩恵がない機材に感じます。
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