3/17/2009

RYOBIの電動チェンソーCS3600の分解

 以前から気になっていたオイル量の減りが格段に遅くなってしまった減少・・・ちょっと前に1回バラしてプランジャーを見てみたのですが、そんなにわるい所もなくそのままジッパーとなって組みなおしして終わったのでした・・・が・・・またまた玉切りシーズンがやってきたので、使用開始してみたのですが、やはりオイルの量が減らない・・・柔らか目の2サイクルオイルが余っていたのを入れてみてもダメ・・(>.<)  そこまで今日またまたばらして見ました。今回はきっちり写真を撮影してみました。参考になれば幸いです。  まずはガイドをはずしてチェンソーの刃も取り外します。そしてこんな状態になったところでネジを6本ありますがはずします。グリップ部分のネジは関係ありませんから外さないでください。この中の6本だけです。




 次にネジを緩めましたら中央のドリブンスプロケットを固定しているサークリップを外してみましょう!(^^)
 やり方は簡単です、マイナスドライバーを用意して、サークリップとメインシャフトの隙間に差し込み、そこからクイクイとマイナスドライバーをこじてメインシャフトから少しずつズラして外します。注意!ズラして外していくと「ピーン」と飛んでいきますから、何か布をかぶせておくとかしませんと、このサークリップがなくなったらそれこそ「サー大変!」って事で・・・(シーン・・・・(ーー;)ヲイヲイおやじギャグもここまできたら・・・)

 

 ドリブンスプロケットがメインシャフトから外れるとこうなります!(このシャフトはスプライシング(何本も筋なってシャフトに掘られている溝)などの溝が掘っていませんで、シャフトの形状によって固定しているタイプでした)



 さぁ、ここまできたらサイドカバーが外れますので外してみましょう!(^^)vこんな感じになりました。

 
 注意点は、このサイドカバーを外すとオイルポンプのチューブがくっついているので、写真のように綺麗に分離は出来ません。写真ではオイルポンプのチューブを外した状態になっています。

 このサイドカバーの裏側はこんな感じです(^^) 左手にネジが見えてそこに半透明な白い管が見えると思いますが、それがオイルポンプから送られたオイルを刃のガイド部分に塗布する所です。

 

 ではもっと奥にいってみましょう、次はプライマリーギャー(とは言わないか・・メインギャですかね)を外します。これは手ですぐに抜けてしまいます。グリスでべったりと塗られているのですが、このグリスをふき取ってはいけませんですよぉ~、これはこのままこのまま(^^♪ 抜いてしまうと問題のオイルポンプとなる部分のリングが出てきます。なかばプランジャー部分ですね(プランジャー=ピストン運動によって排出するユニット)




 これがプランジャーとリングの拡大写真です。このリングはオーバルリングとなっていまして、このオーバル形状によってその連動しているピストンが出たり入ったりするわけです。右のチューブがオイルチューブです。(耐油性ホース使用ですねもちろん!)

 

 基本的にプランジャーユニットの故障ではなかったのですが、どうもこのオーバルリングの磨耗によって突出量が浅くなってしまい、オイルが少ししか送られない状態になってしまったということです。これはリョウビ送りになりそうな感じです・・・がっかり・・・それかパーツ単位で売ってくれると嬉しいのですが・・・

 
 原因がわかったのでとりあえずもう一度組みなおします。バラしてきた逆をすればOK!(^^)v サークリップはこうしてプラヤーで挟んでカチッとしめればOKですよん(^^)



 ネジもしめますが、ネジは基本的に締めずに差し込んだときにだいたい同じ頭の高さになるように機械は設計しますが、このリョウビはちょっと一番長いネジの頭の高さが違っていました。この高さが同じというのは、ネジの場所を間違えないようにするよい方法で、バイク等のエンジン部分ではだいたいそうなっています。後は綺麗に拭いてあげます。



 はい!元通り綺麗なチェンソーになりました。でも近々修理ですねぇ・・・はぁ~(ーー;)

 
 

7 件のコメント:

mimitamn さんのコメント...

プラスチック製なら、摩耗は仕方ないですね~。
しかし、ここまでばらしてみられるとは、さすがですね^^
天晴れです^0^
リョービでそうなるんなら、ホームセンターの激安電動チェーンソーはもっと早く摩耗とかが進みそうですね。
安いの一個買おうと思ってるんですが、ちょっと考えた方がいいかなぁ~~。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

mimitamnさん

 ホームセンターで格安の電動チェンソーはあまりお薦めできないのですよ。

 これはヒゲもこのリョウビを買うときに近所のダイキの店員さんに言われたことなんです。

 安い電動は30分使ったらしばらく休憩しないとモーターが焼きつくと言われてました。でもマキタとかリョウビのブランド物はさすがに30分でモーターが屁たる事はまずないそうで、現にヒゲのこのリョウビなど1時間2時間連続ではありませんが、20cm~30cmぐらいの原木をガンガン玉切りしていきます。

 まぁそのぶん1年ぐらいでリングのへたりが出てしまったのかもです。いわば普通の家庭で使う用途を超えた使い方をついついこのリョウビにさせてしまったと言う事です。

 しかし電動は手軽でいいですよぉ~、一々エンジンかけて止めてなんてしなくていいですし、ちょっとカット時間がエンジンよりも長いですが、それでもすぐにスイッチポンで作業が始められるユースフルさはエンジンでは逆立ちしても無理ですねぇ。家ではやはり電動が手軽で最高です!ガソリンですといちいちエンジンかけなおすのが面倒なのでアイドリングさせていますが、燃料がすぐに減ってしまいます・・・やはり電気は便利ですねぇ(^^)v

 とりあえずこの時期に過酷な仕事をジャンジャンさせてしまうので、これはマキタもリョウビも同じ事になるでしょうねぇ・・・これに耐えうるものは業務用電動チェンソーしかないでしょう・・・しかしねぇ・・・重いのですよこれが・・・

 ちなみにこのリョウビ!なぜにここまで良いのかわからないのが、目立てをほとんどしなくても綺麗なカットが長続きします。それに今オイルがガイドの溝にちょっとしか当たっていない状態ですが、これでもカット能力やその辺の磨耗がないので製品はしっかりしていますねぇ。(^^)v

mimitamn さんのコメント...

なるほどなるほど。
確かにモーターの連続使用は厳しいでしょうね~。
う~ん、なるほどなぁ。
たぶん、家で使うときのことを考えると、そう長時間の連続使用は無いような気がするんですが。頻度もそんなに多くなければ安物でもいいのかなぁ。

しっかり使いたいんなら、そこそこの性能のものは必要だということですね^^

とても参考になります!!

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

mimitamnさん

 電動チェンソーはモーターの良し悪しの感じですから、それで大きく値段が変わるということですね(^^)v

 安いほうの電動チェンソーは使った事がないのですが、お店の店員さはすぐに壊れて修理がくるんですとは言ってましたです。ヒゲがマキタにせずリョウビにしたのは、この近所のホームセンターダイキにリョウビの営業マンが毎日くるので、修理等の対応が早いですといわれてそうしたのでした。(^▽^;)

 ポーランもヒゲの実家近くにカーツがあるので、すぐに持ち込める!という事だったのです。(^^)v

 使用頻度が少ないのであればとりあえず実験で安いのを買ってみて、壊れたらよい勉強だったと授業料って事にしてみるのもありですね(^^)v

匿名 さんのコメント...

ご自分で分解されているのなら部品発注するのが一番です。リョービならホームセンターでも発注できるかと思います。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

sniperさん

 部品注文できるか聞けばよかったです・・・そのまま修理に出してしまいました・・・(>.<) (こんな所がおバカなヒゲなんです・・とほほ・・)

 そうだ( ゜o゜)!見積もりの電話がかかったときに聞いてみます(^^♪ 修理代が高い場合に部品注文できるのかどうか。(^^)v

 ただ・・・最近では車の部品まで色々な言い訳つけてメーカーが修理店にまで出さないでコンプリートで渡すか、その部品を回収してメーカーで修繕したその部品を交換で渡すのを聞いてちょっと唖然としました。

 なんだか自由度がなくなってしまっている感じが悲しいですぅ(>.<)

匿名 さんのコメント...

初めまして。
最近ヤフオクで同じ型式のチェーンソーを入手したのですが、チェーンテンショナーが固定されてなくて
困っています。
六角ボルトとピストンストップと言うらしい部品は付いてますが、ぐらぐらでテンショナーの働きをしてません。
良かったらどんな風に固定されているのか写真を撮ってアップしていただけると嬉しいのですが。。。