2/05/2009

昔の北海道の人達が未乾燥まきを使っていた事実

 下記に記した記事についで、丁度面白い記事をネットで見つけてしまいました。(^^)v

 昔の人のさむーい北海道での薪ストーブライフを記した記事です。この方のよると、やはり2年乾燥なんて悠長なことを言っていられない事がわかります。あの北海道でもこうして未乾燥薪を使い、「シューシュー」と言わせながら火室で薪を焚いて暖をとっていたわけです。

 また事実、ヒゲの所では時計だけでなくてもマウンテンでも未乾燥薪をくべて運転していますが、ごく最近のエントリのように煙突2ヶ月たってまーったく煤が詰まるぐらいになんてなっていません。

 そして昨日裏山で地主様と偶然会いお話を伺っていると「このマキの木は燃やしたらシューシューいうて(言っての岡山弁)泡みたいなものがでてくるじゃろう」と言われ、ヒゲも「そうなんですよぉ水分が出てきてシューシューいって泡も出てきます」と薪の話題をしていました。ここらへんも昔はこのマキの木をカットして家庭の暖や釜の火にしていたようで、みんなそんな乾燥を待って余裕でホイホイとしていたわけでないと言う事です。 また、このマキの木は大木になる前にカットしてやると根元からまたすぐに芽が出てきて以外にも早くまたカットした大きさの木に成長すると仰っていました。 ですので、この変ではマキが沢山あります。薪にするからマキの木なんて・・・・いっちゃぁーやですよぉ~ん(;^_^A アセアセ・・・

 オリジナルのサイトはここです。「晴耕雨読で住まいを造ろう

 で、北海道のその人の記事をちょっと部分的にそこだけピックアップしてみました。薪ストーブが乾燥薪きでないといけないなんて誰がいつからいいだしたのか!まるで薪ストーブは高級機種しか温かくない、中国製が煤けるとか温かくないといっているのとまったく同じ感じがします。薪は無理に乾燥させなくても使えます!

 「昔し話で恐縮だが小さい頃の記憶では、秋になると薪にする木材(長いものや短い物、太い物細い物いろいろ混在 している)、要するに製材して建築用材にならないものが庭先に運ばれる。自分の山から運び出す人もいた。



 それを30cmくらいに目の粗い巻き切り鋸で切 り、次に斧で割る。それを季節の仕事とする人もいた。北海道での昭和30年代は今話題の映画『Always-三丁目の夕日』以前の世界だったと思う。子供 の私でも兄と薪切りや薪割をした。母親とも仕事を手伝った記憶がある。そんな適当な大きさになった薪を雨のかからない軒下、あるいは薪小屋に積み上げる。 冬場それを必要に応じて家の中へ運ぶのは子供たちの仕事だった。時には雪をかぶり融けて寒さで凍りつく。ストーブに入れる(これをクベルと言う)とジュー ジューと音を出しながら燃える。気取ったガラスの扉はついていないので炎は見えないが、燃え具合を確かめるために鋼板の火口を開けると薪の小口からよだれ のような泡が噴いている。」

 今ヒゲの薪ストーブの中で起こっている事とまったく同じです。こんな感じなんですよ本来は!(^^)

 強迫観念みたいに「乾燥、乾燥」と唄う必要はないとヒゲは感じています。そして初心者や乾燥について疑問に思っている人に「1~2年ぐらい乾燥させれば・・・」なんて簡単に答えを与えないで欲しいと思います。「乾燥は必要ですが、なんとか未乾燥薪でも使えますから・・・乾燥具合で運転方法が変わりますが、燃えない事はありませんから・・ただ生木だと樹種を選べば使えるものもあります」といった具合に教えてあげないと! しかしこれはそこまで色々と経験、もしくは自分でやって燃えない!で終わらせないで実験して検証してやっていかないと、アドバイスもできないでしょう。

 といった事を書きたかったのでしたぁ・・・(;^_^A アセアセ・・・

11 件のコメント:

mimitamn さんのコメント...

あるもので何とかまかなっていこうと思っています。
薪はまず買わない(買えない)と思います。^^;

最初の冬は薪を買わないといけないのかなぁと思っていたのですが、あるものでやっていこうと決めました。
なるべく乾燥はさせるつもりではいます。
製材所の知り合いから木っ端をもらったりもしようと思っています。
針葉樹の香りの良さも聞いたことがあります。

いろいろやってみて、自分のライフスタイルを考えてみようと思います^^

おじいちゃんの家では、未だに薪でお風呂を沸かしています。
全て未乾燥薪です。長く燃えるので『お風呂を保温するにはもってこいだ』とおじいちゃんは言います。
シューシューいってますね^^
泡もでています。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

mimitamnさん

 そうです、きっとその気持ちで集中すると必ず薪の方からよってきますよ!

 それと「なんとかなるさ」と言うぐらいの気持ちが心のどこかにあれば、それは根拠のない自信と言う本来とても心強い力になっています。いい加減とかそんなものでは決してありませんから、それらの気持ちが出てくるのは、まだ自分では見えない先に対して、確信している自分がきっちりあるという証です。これは薪集めだけでなく、これからmimitamnさんの進んでいく人生にとても重要なものとなるはずです。大切にしてください。

 針葉樹、赤松は特に香りいいですよぉ~(*^_^*)、ただ鋳物薪ストーブは密閉してしまうので意外と臭わないのが残念なんですが・・・来客とかあるときはちょっと前にわざとストーブの扉を少しあけて臭いを部屋中にまいてみてはいかがでしょか?(^^)v

 桜は山桜でないと良いにおいがしないのだそうです。これも年配の方から教わりました。最初は桜なら何でもと思っていたのですが、大きな勘違いでした。

 おじいちゃんは生き字引ですからねぇ、沢山お話伺ってくださいね。ヒゲにはおじいさんという存在がほとんどなかった人生なので、それでなのか、ヒゲは年配の方からお話を伺うことが大好きなのです。(^^)v とっても生活の知恵をもっていらっしゃいます。おじいちゃんも仰っているように未乾燥薪は長くもえて、燃え盛る乾燥薪の速度も下げてくれますねぇ。そして下げてくれるので乾燥薪も早く燃え尽きず節約できる!昔の人の知恵ですねぇ。

 現代人は、そこのところ損か得みたいな感じがするのか、乾燥薪のカロリーを無駄にしているとか言われる人もいましたが、まったく無駄になっていない、反対に乾燥薪が早く燃え尽きるのも抑えてくれているのですから、燃焼デバイスがないストーブなどには特に有効な手段だったのだと思います。

 今日も時計はジワジワと未乾燥薪で20度を越えたところの温度をキープしながら暖をとってくれています。マウンテンは最初豪快に焚いて、それからダンパー絞ってエアー絞って、そうなると未乾燥の樫でも綺麗に燃焼してくれています。(今日は誤って小さい樫を入れすぎて300度超えかけてしまいました・・・(>.<))

 

匿名 さんのコメント...

乾燥薪と、未乾燥薪wう~ん・・・うちに原木売ってくれる方は、持続させるために、未乾燥薪を使うみたいです。どうも我が家では難しいんですけどね>ヨツール
 我が家の場合、夜寝るまではいわゆる「乾燥薪」を使って、寝る直前で、乾燥しきっていない丸太につかい大物系を入れて空気をしぼって朝を迎えます。薪が燃えつくされて種火になっている場合と、途中で燃えないままで半分くらいのこってる場合とありますが、その場合、上手い具合にストーブのなかで乾燥してくれたのか、細い木を追加してそれに火をつけてしばらく燃やしたら、その日のうちに綺麗に燃えてなくなります。
 種火があったり、燃えた残りの原木があれば、翌日の朝に火をつけるのは簡単ですよね。木の種類でも、暖かさが違うように感じますねえ。どうも桃の木は、我が家のストーブでは暖かさを感じることができません。残念ですけどね。(時々、タダでもらえる木なのに・・・)
 枯れ木は燃えますね。道沿いの立ち枯れしている木は、役場に連絡して撤去してもらい
そのまま使えそうな所はもらったりもできますよね。
 うちは、広葉樹にこだわりますが(まあ、そういう夫婦もありかな・・・と)針葉樹とかでもって思えば、いくらでも手に入ると思いますよ。
 ああ、我が家では松ぼっくりを燃やしたりしています。オーロラ色に燃えるよ・・・と言われましたが、うちのストーブでは普通に赤く燃えました・・・笑
 あと、竹を節で切って、割って雨ざらしにしておいたら、薪になると言われました
 弾く?から、ちゃんと節のとこは切ってねっていわれたけど、私は試していません。
 ただ、これは私の意見ですけど、薪ストーブってある意味癖とかもあると思うし、使う人の生活サイクルに負担にならないように使わないともったいないかな?
 ヒゲさんは十分大人で、ベテランだけど、キャラさんは、まずは「ストーブのある生活」を楽しんでもらいたいな。そのためには
ある程度、奥さんでも簡単に火がつき易く燃えやすい・・・そんな乾燥薪(小割りのね)も用意しておいた方がいいと思いますよ。
 

匿名 さんのコメント...

ヒゲ様
 セルフでログなら、平屋のタイプにあこがれます。本当はドームハウスに憧れたのですけどねえ・・・
 平屋の小さなログがいいんですけど現実とは違って吹き抜けのある(ようは二階がある)タイプに住んでいます。でも、もし人生をやり直せるなら、家は建てずに古い借家をリフォームして暮らしたいものです。
 土地は、本当にある種の「力」というか、土地には神様がいるなあっておもいます。冬の雪山をみてもそう思うんだけど
 私には、なんとなくしがらみのなく、自由そうなヒゲさんの人生がうらやましいです。
 ちなみに私は・・・・先祖の土地を譲り受けて宅地にしちゃいました。でも、他にも土地があるのに、小学生のときから「ここ」って思ってて、兄弟にもこの土地がほしいといっていたので、ある意味「運命の土地??」だったのかもしれませんねえ。。。
 (ちなみに、宅地にするために800万かかったので、買うより安いけど、でも田んぼから宅地にするのは大変ですよ・・・)
 
 

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

Bbさん

 ヒゲの生活はなんだかクラゲのようかもですぅ~(^^;

 と冗談はさておいて・・・(^▽^;)

 今の生活に入ったのが39の時なんです、その時に深く思ったのが「人生の半分ほどきたのだから、もう半分はゆっくりのんびり暮らしたい」と真剣に思いました。

 と、こう書くと甘ちょろい若い者が・・・ってなりそうなのですが(;^_^A アセアセ・・・

 まぁここで自分の上半期にすごした状態を記述してもなんだかつまりませんし、ただそれだけ強く思わせるだけの上半期の人生だったので、もう後半はゆっくりのんびりさせて欲しいと願ったのです。(^^;

 ヒゲは聖書も出てきているのでだいたいお分かりだと思いますが、まぁ神さんがこんなアホでどうしようもない人間にも願いを叶えて下さっているのだなぁと毎日感謝しながら生活しております。(*^_^*)

 決して決して大人ではありませんよ、未だ小学生レベル!彼らと真剣に遊べるのが怖い・・・(^^; でも20代の時にこの幼稚な部分がなくなってしまうのがなんだか悲しくて、いつまでも大切にしていきたとも思って、しっかり心の宝箱にいれております。(^^)

 ログですが、ヒゲ「ぜーったい」と言っていいぐらいに平屋なんです。

 これはヒゲが急性の激腰痛持ちだからなんですよ。(>.<)

 今の高床で階段があるこの家はとても大変です。犬も現在12歳ですでに寿命の息なのですが、階段が辛いので抱えて上がっています。

 下半身麻痺ぐらいになるので、その時に強く思ったのが「家を建てるなら確実に平屋だな」でした。若いときはまったくそんな事感じなかったのですが、この病気を持ってからは二階建ては頭から消えてなくなりました。

 土地の力はほんとありますねぇ。良いものをどんどん運んでくる土地!その反対に悪いものをどんどんつれてきてしまう土地! 怖いものですが、確かにそれらが働いているなにかがあるようです。

 ここに住んで、築30年の昔の学生アパートの半分を借り切っています。もう半分はだれもいませんが、その半分がおかしい事が沢山おきる場所でした。ヒゲのこの今のところは商売をするひとがとにかく入って独立していくようで、ヒゲもそうなりました。ほんと思っても見ませんでした。

 同じ区画のなかで1mも離れていない場所でもこのように違う作用を見ると、土地って結構怖い!と感じます。

 そこの土地の過去や出来事がかわるとなんとなくその土地の力がわかってきそうですが、そこまでリサーチしませんから後は「運」なんですかねぇ。

匿名 さんのコメント...

我が家では昔はかまどを使っていたのですが、長いまま突っ込んだ柴の小口からシューシューと蒸気を噴いている光景を思い出します。

ところで、昔の鋳物式ダルマストーブはその構造上、あまりに燃えが良すぎたので燃焼速度を落とすためにわざと生木を入れました。
こんなことを言うと今の高級ストーブを使っている人に怒られそうですが、その燃焼室の基本的構造に限れば四角い箱よりも円筒の方が優れているとも言えるでしょう。

時計型ストーブもそうでしょうが、角ばった構造で炎を反すよりも燃焼ガスがスムーズに攪拌し流れるのは当然であると思われます。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

狸猫さん

 すみません、ちょっとバタバタで・・一日パソコンの修理、改造、OS再インストで・・・もうしばらくレス待ってください。

mimitamn さんのコメント...

Bbさんに聞いて、ホームページに行ってみました。
河川敷の原木譲渡会、公表されてましたね!

清音か、真備に行ってみようかな~^-^

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

mimitamnさん

 な!なんと、譲渡会発表ですか!!

 あちゃーさっそくチェックして見ます。(*^_^*)

匿名 さんのコメント...

私の住む北海道では雪が横に降ることが珍しくありません。薪棚に大事に乾した薪も雪にまみれ、凍ります。

また、屋根をかけておいても、降り積もる雪は屋根から落ちて山を作り、そこから雪が崩れ落ちて、薪棚の下半分を雪の下に埋めることがあります。家に運び込むにも雪が深くてソリを使わねばならず、積み卸しの時に雪がかかります。雪を免れても、家に入れるだけで結露が発生し薪の表面は濡れますし、そのままストーブに入れると湯気を立てます。

私が思いますに、北海道では「意図的に」未乾燥薪を使ったのではなく、それしか用意できない時代の苦労があった、ということではないでしょうか。

北海道のストーブ文化の本や、岩手の本を読みますと、古くからの薪ストーブ、カマド使いの方々も、わざと薪を未乾燥にすることはなく、どう乾燥させるかを考えたようです。乾燥させた方が運搬が楽、売り方は重量ではなく体積単位なので重くする必要はないという事を考えても、薪は乾燥させて商品化するのが道理であったと思います。

なお、北海道は薪ストーブの本場ではなく、薪屋もストーブ屋もむしろ少ないです。それだけ石炭が強い地域でした。ですから、北海道での泡をふくような薪の話を「本来の」状態と持ち上げられるのは、かえって居心地が悪い気がします。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

nnishiさん

 そうなんです!意図的に使っているわけでない。それしか使えない労苦があったのですね。ヒゲは今の生活状況にて薪ストーブを導入しそれそのままです。

 ですから文才がないのであのような表現になっているので申し訳ないと思っているのですが、本来とは未乾燥もつかわざる終えないものとしてこのように寒い地方の人でもこうしているのだと。未乾燥薪は本来使えるものであるといった事、現実的にこうしてやっていたと言うことそれがしの「本来」なのですが・・・なにぶんほんとボキャブラリーに学もありませんから、紛らわしい事にはなっています。ご迷惑かけています。(>.<)

 乾燥が一番良い、そして乾燥させなければならない。ここの記事でも秋に原木カットして薪割りしていますね、そしてその冬に使っている。ヒゲはこれよりもまだインターバルが長い乾燥時間がありますが、それでもそれらを使わざる終えない。そんな時にちまたでは乾燥は2年間とお約束のお題目のごとく記述する、そこで「そんなぁこたぁない!」と実際使って暖をとっているヒゲとしてはそれこそその身の自分としては居心地悪いわけなんですよ。

 ですから実証して紹介もする。またネットで薪ストーブの情報を見ている人で未乾燥を使わざる終えない人もいるだろうし、その方たちの欲しい情報の1部となればとも思っています。

 そしてもちろん北海道が薪ストーブの本場であることはまったく述べていませんからご安心ください。

 日本の北海道より厳しい所はいくらでもありますし、本当に寒いと、昔の人は薪ではなく石炭の方が効率がよかったのも教わりました。まぁ親父が戦時中は韓国に渡っていて、そこの話をバカみたいに幼少期から聞かされ、日本の比ではない寒さと言うことを耳にタコがもう出来るところがないぐらいきかされてうんざりでしたが、その話は今とても生きています。

 またー20度の州にいたときも、これがー20度なんだぁといつも楽しんでました。(^^; コツをつかまないとむせるような感じになりますしねぇ。寒いが日本なら、-20度は冷たいと痛いの世界です。転ぶと死にますよへたすると(;^_^A アセアセ・・・

 そんなこんなで未乾燥の薪しか使えないものとして、それが使えるのだという事を紹介していることと、そんな立場の人の事なんてまったく微塵も感じないでお約束のようにかかげる2年間乾燥させててください記事にはうんざりです。

 こっちはそれができんのだー!とね。(^^)v