さて、今日は未乾燥の樫を焚いて、今のシーズンのように熱くなり過ぎる部屋の温度とストーブの温度を低く設定できる方法を紹介します。
まずはヒゲの描いたオコチャマなイラストで紹介!
用意するものはこんなもんかな。約3ヶ月ぐらいしか乾燥させていない樫の木を使ってみた。樫の木の枝もそのぐらいです。 後のものはいつも普通に焚きつけするときのもの、ここらは個々の初期点火のときにやっている方法でOK!(^^)
さて、いよいよ点火!いつものように火をいれて、我が家では新聞紙やダンボールのベースに火がついて、葡萄のつるに火がついて、廃材に火がついたら完了!このまま炎が安定して勢いよく燃え出したら、未乾燥の樫の細枝をくべる。ここで沈火はしない、廃材の炎は強烈で、葡萄の蔓は熾き火がよい!ここらは個々で工夫してもらいたいが、いわば細枝をいれて沈火するような炎の状態ではダメ!と言うことだ。
そしていよいよ、先ほどの樫の木の細枝がシューシューいいながら炎が移り、今度は勢いよく燃え上がる、そしたらもうちょっと樫の木の枝を入れてストーブの温度を250度から300度付近にする。
ここでポイントは、この初回の樫の木の枝が豪快に燃えているときに、ケチらずに5~7本ぐらいくべてしまうことだ。そして200度を超えたらダンパーがあればダンパーを絞るとすぐに火室の熱はグン!と上がる。また空気調整のダイヤルは半分ほど締めても良い。ここらは加減をみて、全開のまでも良いし色々やってみてほしいところ!(^^)v
そして二次投入した樫が綺麗に燃えて勢いがあって、ストーブ温度が250度になって、部屋が20度超えるぐらいにまでその繰り返しをし、熱くなってきたらいよいよメインの大割りの樫の未乾燥を1個放り込む。
放り込んだら空気口は全開でダンパーは火室に勢いがない場合はダンパーを開放する。これで大割りの未乾燥樫の木はジワジワと乾燥しながら熾きの薪に変わっていくのだ。
途中で威力がなくなりかけたら、廃材や細枝の未乾燥の樫を入れてもOK!細枝の未乾燥樫はすぐに火室内で乾燥して燃え上がりだすので大丈夫なのだ。 もちろん心配なら廃材やここで乾燥した薪を1個どれでもくべれば威力が復活する。
このやりかたで火室の温度は、我が家のマウンテンで約200度をキープしたまま部屋温度を上昇させずに今の丁度よい温度維持をさせる。とても合理的な昔の人の知恵なのです。
ただ、ガラスはほんの少し煤けますが、樫はそこが良いのか、あまり真っ黒にさせずに綺麗です。そして200度だとクレオソート等が発生しない温度なので安心してよいことになる。
これが未乾燥の薪を焚くメリットとコツなのだ。
簡単に言うとだ
豪快に火室を暖め安定させて、そこへ大き目でも中割りでも未乾燥の樫をくべる。
火が弱くなったら小さな廃材か乾燥した大割り、もしくは中割を一緒にくべてよりそわす。
火はなるべく沈火させないで、炎が出ているときに上の作業をするのがポイント!
乾燥薪が寄り添った未乾燥を燃焼させながら、自らもゆっくり時間をかけて燃えてくれる。
ストーブ温度は250度から200度まで下がるが、上記を繰り返せば200度キープぐらいで運転し続けられる。
ちょっと難しいかもしれないが、是非挑戦してもらいたい!
最後に、未乾燥の樫は、最後のほうで自ら炎をゆらゆらと上げて燃える、このときに廃材とかをまたくべて、それが燃え上がって安定したら炎を育ててまた未乾燥をいれると、長時間の温度維持ができるということになる。
樫がおすすめだが、だいたい樫は3ヶ月ぐらいそのまま放置していても使えるとてもありがたい木なのだ。他の樹種でも出来るが、燃え方や煤のつき方がかなり違うので、これらはやっての経験しかない。
ということでした(^^)v
6 件のコメント:
手書きのイラストも味があって、写真とはまた違う良さがありますよね。
かわはらさん
いやぁ~、この絵を描いていて、3枚目にはやめようかと思いました。(^▽^;)
今朝夜更けから朝方まで発熱があり38度付近で布団の中で固まっていたのです、それですから筋肉が硬直してしまってタブレットを持つ右手がひきっつてましたよ(^^;
今日はゆっくりフルーツ沢山たべて栄養がつけて、明日は卒園式の集合写真に証書の授与式43名の写真撮影・・・180人の集合ですから、ひな壇に入りきらないので2回に分割して撮影。ひな壇9スパン分3段を組まないといけませんし・・・死にそうです・・・(>.<)
と言う事でなんとかこの風邪を治したい!!医者いってこようなかぁ~まだ節々が痛い、微熱モードです。(>.<)
きつい状況が重なりましたねぇ。
一山こして落ち着くといいですね。
かわはらさん
ご心配おかけしました。
撮影は無事終了!あの日夕方から近くのクリニックへ、インフルエンザ陰性が出たらどうしょうと考えていましたが、おかげさまでただの風邪でした。(^^;
どうやらその日が峠みたいで、次の日はほんと楽になって今はほとんどOKです。
春は体調が崩れますねぇ・・・(^^;
かわはらさんもお体ご自愛くださいませ。(*^_^*)
いまだに「薪は乾燥していなくてもいい」なんて言っているんですね。
高級?なストーブだって未乾燥薪を『ちゃんと』焚くことも出来ますよ。
とにかくエアーをふんだんに送り込めばいいんですから。
高級?なストーブを使うメリットは、なんと言ってもエアーのコントロールが利くって事で、乾燥薪を絞って焚けば長時間、より暖かさが持続するわけです。
逆に考えれば、エアーのコントロールが利かないストーブは、未乾燥薪でごまかしているってことになるわけですね。
べんじゃみんさん
そうなんですよ。高級でない我が家のストーブなどは、この方法で長時間燃焼や温度持続をしているのですね。
高い薪ストーブはそれらをしなくても良いのでは便利だと思います。それに値段も値段ですから、それぐらいは出来てもらいたいとも思うところ(^^)v
兎に角、これらのやりかた等は出来ないよりも出来たほうがよいですし、覚えていれば色々と役にたつのですよ(^^)v 特にキャンプなどでの焚き火とかではこれらの事は必要です。
まして生木を焚く技術を持っていないと焚き火は難しいのですが、まぁ今はあ用意されたものでやってしまうでしょうから、そんなものいらないよ!って事にもなるかもです。ただ・・・基礎がない、今の便利な能力に助けてもらっての実演となることはよく念頭においておかねばならないと思います。
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