3/23/2012

Break Down

3月23日金曜日

昨日アップしたバットモービルのビークル(タンブラーと言うらしいですねぇ知らなんだです(^^;))
ニコニコ動画にアップもしたのですが、なんとも音楽演奏アップよりもかなり好評で、数時間で多くの人がアクセスして見てくださっていました。

意外とこう言うのが人気があることに気がつかなかったヒゲ・・・楽しんでもらえると嬉しいですねぇ。

さて、そこで超簡単・簡易にブレイクダウンしてみました。(メイキングとも言うのかな? 最近言い方変わってきてますねあちらでも)

まず、今回の想定した場面をNikonD90で撮影します。 外のカーポートにいってちゃっちゃと撮影(^^;)

そして、その動画ファイルをPCに取り込み、次にBoujouを起動!
 そして先程のちゃっちゃと撮影した動画をインポートしてトラッキング開始!
 ドバババァバーとトラックポイントが自動で生成され1コマ(フレーム)ごとに追跡(トラッキング)演算していきます。
 この時間がBoujouはFoundryよりも遥かに早いですねぇ。
そしてトラッキングが終了したらSolveと言うのをかけます。 意味がわかりませんがトラックポイントを決定ずけるようです。

これが左にあるメニューで、これの左上から順番に押していけばトラッキング作業は一通り終わるようになっている親切設計です。 ただ、実際は左上とその3番目下と4番目、それから5番目のジオメトリ設定、それから一番最後の右下にあるエクスポートカメラにいって終わりです。

 さて、さきほど上の絵で言えば3番目のSolveをかけて決定したトラッキングポイント、これをメイン画面でみるとこんな感じになります。
あっ、上のは可愛いでんでん虫がいますが、本来はこれがまだいません。 黄色と青の転々が見ていているだけです。

で、これを3D画面でみると・・・こうなります
上のは普通によくあるCGでの4分割画面ですが、それぞれの1画面をメインにもできます。 一番馴染みのあるパースペクトの画面で見てみましょう。(^.^)
ただ、普通になんの事か関係者意外わからんですね(^^;) まぁおなじみのCGモデルのメイン画面ですこれは。

さて、これを撮影した動画とこの点々とをまぜた画面に戻します。2Dと3Dとかグラフとか色々な画面に切り替えられますBoujouは。
このてんとう虫は実際にちゃんとトラッキング出来ているかを見るために配置できる親切なサービスです。 大きさも位置も変えられて、自分の想定した通りになっているかを確認できちゃうのですね。

ヒゲの場合はここでこのてんとう虫がバットモービルになる予定なのですね。
ここではとても上手くトラッキングできていました。 ほとんどズレがありませんでしたし、このてんとう虫がバタバタ動くこともないので、このBoujouのデータをいよいよCinema4Dにエクスポートすることにしました。

それで実際にエクスポートをして、それを昨日紹介したエントリの中で、そのエクスポートデータを改ざんして、それをシネマ4Dで開くのです。

開いてみるとこんな感じになります
あっ、これは開いていきなり動画とポイントが出るわけでなく、これはごめんなさい・・・実際は3D配置されたポイントだけ出てきて、この動画の背景はまだ出てきていません・・・(>.<)

この動画は以下の通りです

新規マテリアル → テクスチャー → トラッキングで使った動画 → シネマのメニュー画面でライトやらそこらがある所の「バックグラウンド」 → 先程のマテリアルをドラッグしてさっき作ったバックグラウンドへポイ!と重ねてしまう。

これで上の絵の様に背景に動画が出てきます。 そしてこれをアニメーションのすラダーを動かすとちゃんとトラックしたポイントと3D平面と動画がピッタリあって動き出します(^.^)v

で、最後は・・・・これに自分の載せたい車、怪獣、キャラ、建物などのオブジェクトを載せるだけ!
ヒゲはタンブラーですね(*^^)v
こうしてタンブラーを配置して、あとは微調整をしていきます。

微調整しながら実際にアニメーションスライダーを動かして動きをたしかめ、ちゃんと自分の思っているようにトラッキングしているか確認し、妙な動きをしてないか確かめていきます。

特に上の絵の場合・・・すぐにわかると思いますが、このタンブラーが画面に出てきたとたん後ろの後輪がH鋼の支柱にかかってますね。 これはここでは直せませんから、これの作業の後にアフターエフェクトもしくはプレミアプロでマスクしてしまいます。


 こんな感じでわずか53秒ぐらいの動画ですが出来上がるのですね。 CGを軽く見てしまわれる人がここ最近の傾向なのですが、非常に手間で根気のいる作業であることは昔から変わっていないようです。 ただ、なんでもCGにしてしまうからそう思われてしまうのでしょうが、CG自体はとても大変な作業であることは変わらないですねぇ。

ここまで今回の動画が好評と言うことは・・・この日本の若い人はきっちりこれらに興味があり、ワクワクするものがあるのだと感じましたので、もっとそんな若い人にこれらの敷居を低くして、底辺を育てるようにこの国もしてあげて欲しいと思いました。

独学していく者として、一番参考になっているのはやはりyoutubeの動画。もっと国内の人もビギナーを育ててあげるためにも文面でなくて動画で解説してあげると、多くの人が英語でひっかかっているので、とても助かると思います。

といいますか・・・それを作るのさへ大変だからまぁなかなか日本の人は時間ないと言うことで厳しいですかねぇ。

それにしてもあちらの人のそういう所は脱帽ですねぇ・・・ドンドンこういうスキルを勉強するという事であちらと日本では差がドンドン開くのがわかります。(ヒゲは・・・解説できるだけのレベルがまだ持ち合わせてないのでチュート動画つくれませんねぇ・・・がっくり(>.<))

この世界、まだ始まったばかりでそう何十年も経っていません。 有名なCGメーカーの人も仰ってましたが、この業種はまだ日が浅く定年になった人がいなので、この業種がどの年齢まで続けられてやっていけるか・・・それも今まだ進行中・・・よって今の人が歴史を作っている最中と・・・・。

色々とこれから広がる業種ではないかと感じます。






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