8/21/2008

夏を終えた薪棚

 熱い暑いあっーい夏を越した薪棚、日々38°付近を指していた室外温度計。しかしここの所いきなり涼しくなり湿度が異常なぐらい下がってカラッとした気候になってしまいました。

 おかげてとても過ごしやすく、日中33度あってもアトリエでも扇風機を一番ゆらぎの弱ぐらいでいける感じです。リビングにいたっては自然風だけで30度以上あっても扇風機がいりません。とにかく理想的な気候です。これはこのまま涼しくなって早めに寒くなってくれればしめたもの!!

 薪ストーブを愛好するヒゲとしては、いやいや・・・元々冬が大好きだったヒゲとしてはもう最高の季節がやってくるのでした。

 さて、そんなこんなで薪ストーブの季節がきても肝心の薪がしっかり乾燥していないと話になりません。そして今年から着々と薪棚を作っていき、乾燥させていたのですがいったいぜんたいヒゲの所の薪達はどうなっているのでしょうか・・・と言うことで写真撮影してみました。(でもイメージ風)



 しっかり水分がぬけてカラリと仕上がっているかんじです。ヒゲの所に来て下さる方でとても貴重な薪の乾燥データ等を公開してくださっている方がいらっしゃるのですが、その方がおっしゃっていたのでは、その方のお宅では薪の乾燥は半年で完了されているとのこと。そう考えるとヒゲの今回の薪棚は38度に連日さらされ夏の間まっ・・たくといって良いほど「雨」と言う「雨」が降らなかったので、かなり乾燥が進んで状態が良いのではとおもうのであります。

 もちろん雨ざらしとしてやっていた薪棚ですが、梅雨の時に降ったぐらいでその後は全然降らなかったこともあって、カビ等の問題がわかりませんでした。現状では全然カビはありませんが、これは雨が降っていなからかもしれません。(雨ざらし実験にはなってませんですねぇ)

 そんなこんなでよい季節がきています!嬉しくなります!

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

さすが、美味しそうな写真を撮りますね。
私は他人の薪棚を見るのも趣味で、ドライブ中は薪が積んであったり、割って山になっているのを見ては、よだれを垂らしています。

北海道では、内陸部の森の側に限らず、日本海側沿岸部の崖の下に並ぶような古い漁師町でも、薪がよく使われています。流木ばかりでもないようで、おそらく冬に悪路になり灯油を配達してもらうのが難しい地域では、自宅に一冬分でも作ってストックしておける薪、石炭が重宝した名残ではないかと思います。今は灯油はタンクローリーで配達されますので、薪作りができない家はかなり石油化したようです。

果樹農家で薪が余る程のところでも、高齢化に伴い灯油を焚いているようですが、所々にまだ薪ストーブの家があり、毎年大量の薪を準備しています。そういう風景を眺めるのは大変楽しいです。

ついでに薪の乾燥度ですが、表面はひび割れていても中がまだ濡れている事があります。太い木、節のある木、樹種にもよるようです。「半年で乾燥終了」は重量が変わらなくなった=水分量が減らなくなった(その後さらに2年間追跡中)、というだけで、薪として完成かどうかは自信がありませんので、ご了解ください。

というのは、30年屋根裏で保管された薪を大量にもらって焚いた人が、その樹種本来よりもかなり火力が弱くなっていたと教えてくれました。ということは、保管中に、樹脂の揮発、虫や微生物の関与、木材の性質変化などがきっとあるのだと思います。半年干した薪よりも1年半のほうが好条件になるという可能性もあるわけです。

こちらは朝晩涼しくなり、もう少しでストーブが焚けるかもしれません。それに向けて、煙突に登り、掃除して準備したいと思います。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

nnishiさん

 ですねぇ、他の方の薪棚を見るとついつい観察してしまって・・・積み方等でそこのオーナーの性格がわかるような気がします。笑

 今はほとんどが灯油で楽な方に流れていますねぇ。しかしその代償を払わなければならない時が来ているかもですねぇ。しかしみんな払いたくない、といいますか払う気ないかもですが・・爆!

 北海道ではまだまだ薪ストーブのお宅が多いのではないのかと推測するのですが、いかがでしょう?灯油などでは追いつかないぐらい寒いでしょうから。

 北海道に行ったことは一度もないのですが、ヒゲはカナダで暮らしていてバンフあたりに1週間ほどいましたが、マイナス20度が普通の所で機内アナウンスで今日のカルガリーはー20度で温かく良い天気ですなんていってるんです。笑

 日本は寒いですがあちらは「冷たい」でした。湿度が異常に低いので雪は固まりませんし雪だるまなんて無理です。パウダースノーが普通でした。

 ですから薪の乾燥なんてあっというまと思います。真冬でも薪の乾燥は確実に進むでしょう。また一般家庭では薪ストーブよりもやはり暖炉が普通で、森林も自分の国の供給する分だけは有り余るぐらいありますから、暖炉が一番安く簡単にできるから今でも普及していると思いました。それとやはり温かいですねぇ暖炉は。蓄熱を考えると薪ストーブの方が効率がいいのでしょうが、暖炉は根強い人気です・・・と言いますか普通のアイテムでした。

 しかし近年はコンドミニアム等で暖炉はありますがすべて「ガス」!実際に薪を焚くお宅はめっきりへってしまって暖炉には普通の家庭でもあまり火がつかなくなっています。(灯油のセントラルヒーティングです)

 ハイドロは安いのですが灯油は高いですねぇあちらも。

 薪を長く乾燥しすぎると良くないとはヒゲもネットで目にした覚えがあります。でもまぁ何十年もほったらかしに薪はしないでしょうから、そこらは大丈夫と思ってやっています。

匿名 さんのコメント...

薪の本場と思っていた北海道ですが、
薪ストーブ導入にあたり薪業者を捜している
間に、どうやら違う!という事に気づきました。

北海道は石炭だったのです。
私の家も石炭ペチカでした。子供の頃
塊の石炭を運んでいました。

石炭の前は薪だったのでしょうが、
大戦中に随分伐採され、原生林が随分無くなった
そうで、一見原生林と思われる場所も昔に植林されて
いたりします。

戦後は炭鉱が道内各地で発展し、需要の
減少とともに衰退してしまいましたが、次は
といえば、そこから薪に移る訳はありません。
当時は高度成長期で、工業が花形の時期です。
薪にする木は、人里から離れた森にあり、
北海道は広い分だけ車での運搬コストも
かさみます。長い冬の分の薪割りも人手が
ありません。結果、どこの家も石油になりました。

薪割りを懐かしむ人は少なく、石炭やコークスの
話の方が盛り上がります。おなじ理由で、
里山については、ピンと来ません。
原生林に近い自然林、植林されて立ち入り禁止の
森はあり、キノコシーズンには多数の行方不明者が
出ます。原木を切り出すキノコ農家も見当たりません。
炭を焼く人も見かけません。寒いので川遊びもしません。
道東の平野が広がるところでは、川で遊ぶようですが。

ですから、森は親しむというより、どちらかというと
恐いところです。ヒグマも家の10キロ以内の
近場にも出没しているのです。ヒゲMacさんの
ところの里山はきっと楽しいのでしょうね。
私は家庭菜園とキノコ作り、薪ストーブをしながら、
近場に薪の木を植林出来る丘でもないかと
ドライブのたびに妻と物色しています。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

nnishiさん

 またまた貴重な情報本当にありがとうございます!

 そうですねぇ、よく考えてみれば石炭なんですよねぇ・・・いやはやごもっともですです。m(_ _)m

 ヒゲの親父殿は戦時中韓国におり、韓国がまた恐ろしく寒い!(らしい)ですのでペチカがあるのと今でもそれは存在しているとのこと。親父殿の家は石炭のストーブだったらしく、ストーブが真っ赤になっていたそうで、昔の考え方で煙突の横引きを長めにとって家の中を通らせて少しでも温めようとしていたようです。

 道東の友達の所は雪が少ないそうでそんなに寒くはないらいしいのですが、氷山がくる時期になるとかなり冷たい風が吹いて温度が急に下がると言ってました。(道東だったはずなのですが・・違っているかもです)

 森が怖いってやはりそうですねぇ、ヒグマは怖い!彼等がいなければ比較的安全ではあるのですが(山中道無き道を山を越え谷を超えの仕事が長かったので一般の片寄りかはそこら明るいのです、趣味の登山者ではありませんが)

 しかし毎年森に入って帰ってこない人がいるんですねぇ、自殺志願者ではないのですよねぇ?カナダでは毎年ニュースで何組かの家族がグリズリーに襲われて死んでます。必ず犠牲者が毎年出ていました。

 ヒゲはオオカミの行動学を勉強しているときに一番敵対するクマも研究しここらではツキノワグマが生息するのでそのフォーラムなどにも参加し、クマの痕跡も山へいって見つけていました。しかしヒグマより比較的大人しいツキノワグマでも襲われた人の遺体はかなりむごい状態で、今日のような雨の日や風のある日などはかなり緊張して山へ入っていました。

 ヒグマはすごい行動をするのですが、自分の足跡をそのまま使ってバックして隠れるんです。特に近年のヒグマは人間=お弁当等の食事が関連づけられているのがいて狙っていたりするのを報告で聞きます。カナダのヒグマグリズリーはもっと大きいいですが、きっちり対処するれば命までも奪う事はないのだそうです。ここらはヒゲがよく知っているオオカミと一緒で、オオカミは決して人間を襲わない(狂犬病などに犯されてしまったものはダメ)のと本来の習性のありかたが似ています。

 かならずクマは接触し対面してしまうと大きく立ちます、これは自分が怖いから現在未知なる相手に対して大きくみせて怖がらせているのです、そしてとっても目が悪いのでジッとしているとこれもオオカミや犬と一緒で見づらいのです。ですから動かない、相手をジッと見据える・・・ですがほんとバッタりあってしまったら怖くてそんな事できません、でも数十メートル離れているなそうしないと後ろを見せて逃げたら「死ぬ」だけです。

 あと余談ですが(ここまでも余談ですねぇすみません)、四つ足の動物は必ず逃げるのなら坂道をくだってください!これはヒゲも自分の犬で実証ずみです、確実に人間の方が早いのです!四つ足の動物はくだりだとブレーキをかけながら前足を踏ん張ってしまうのです、それで必然的に速度が遅くなるんです。ですから止む終えず逃げるときは低い方へです。木など登ってはダメです、彼等は人間の早歩きぐらいで登ってきます、そしてそのツメはカッターナイフ並に切れますねぇ。怖い!!

 もしヒゲの里山にクマが出てきたら夜など怖いですねぇ、そう考えると真面目に生活がいつも緊張してしまうのが痛いほどわかります。自然の世界では彼等動物たちはいつもこのような緊張の中で生きているのですからすごい能力をもって当然ですね。

 里山は人工のものなんです。街の人はそれを自然の風景に見えてしまうのですが、古くから昔の人々が努力して作り上げた自然をみたてた調和させているコロニーですね。