日本はかなり遅れての上映ですが、本作は5月8日に公開されております。ここ最近の映画は脚本に少し無理があるような感じで演出も時間枠の中での苦し紛れな箇所が所々みられていました。しかしこの映画はなかなかまとめられていて続編も期待できる仕上がりでした。
マッハに言ったときの加速Gや高度50mぐらいから落下しての衝突衝撃はどうなの?なんて事はさておきましょう!!(笑)
この映画のまた異色なところは主人公が格好いいヒーロー的ではなく、どことなく悪役的な軽い人間っぽくておまけに中年!(笑) でもなぜかマッチしているんですよぉ~
主人公はアメリカ屈指の兵器会社社長でCEOで天才技術者!遊び人で女好きで自由気まま・・・しかしテロに巻き込まれ自分の信じていた道が崩れ彼の中で新たな道が切り開かれます。なんだかここの所はまるでお釈迦様「ゴータマシッタルタ」の様な王様の子で好きな物が手に入り、贅沢な暮らしをしていた彼が後に神の道を歩むみたいな感じとでもいいましょうか・・・
これは一番初期のアイアンマン。テロ脱出のために作り上げた傑作!彼はテロに捕獲される時にうけた攻撃で致命的な負傷をし、その命を延命するために自ら反応炉を小型化したユニットを作り上げそれを体に埋め込んでいます。(心臓の機能を補間する装置みたいです)そしてそれが同時にアイアンマンの起動源でもある設定です。
生還して彼は新たなユニットを開発し空を飛べるよう練習を始めます。が、まぁ~ここらの所が面白いのです。ジェットを噴射させるときに10%程度で最初飛ぼうとしてスイッチを入れたら秒殺で後方内壁にぶっ飛んで体当たりしたり・・・かなり笑えます。(本編をみてください、面白いですよぉ)
これは自国アメリカからのエアフォースに射撃されてしまうシーン!ここでもまた笑える設定があり、ここの指揮官が主人公の大の友人!未確認物体を発見と言うことで指揮官は主人公に携帯で電話し知らせます、が・・・・その飛んで未確認ってのが主人公だから笑わせます、主人公は逃げながらも電話に出て今ジョギング中だとかいって息を切らせながら会話している所が爆笑でした。
アイアンマンは自分の研究施設で装着しますが、ここの知能の高いコンピューターが補佐してこのチタンとアルミ合金のスーツを装着します。攻撃を受けて帰って脱ぐときに歪んで脱ぎにくくなってじたばたしている所もやけにリアルな設定で面白いです。
是非秋の始まり、この映画をご覧下さい。
8 件のコメント:
もしかして、これもアメコミですか?
ちなみに、私は「バットマン・ダークナイト」の前評判があまりに高いので、久々に映画館に行こうかと考えております。
それに前作(ビギンズ)も含め何と言ってもその脇役のシブさがたまりませんし、クリストファー・ノーラン監督だというところにも惹かれています。
狸猫@熊野さん
残念ながらビキンズは見てないのですよぉ、、ヒゲはロビンが出てきたあの時までしか見てないのです。
最近マーベルコミックの実写版沢山出てきてますねぇ、よほど興行収入が稼げるのだと思います。
しかしアメコミの姿は実はその当時のアメリカの国姿ともいえるのですねぇ。
スーパーマンから始まりその頃は力をもち強く正義を信じて頂点となること、これがアメリカそのものでした。
しかしそれから国が暗雲の中へ突入するとスパイダーマンの様に力を持ちながら苦悩する時期がつづき、バットマンなどはもう闇の世界、ましてもっと最悪にはスポーンになってしまう・・・。
このアイアンマンもそうですねぇ、自らの平和と言う名目で武力、科学力等を駆使し国家予算を大幅に投入してもその平和の意味が大きくずれてしまっていた、今まさにアメリカは軌道修正をしたい、それだけの国力と技術は持っている・・・これらの現れがこのヒーローですねぇ。
不思議とアメリカンヒーローってアメリカそのものを現しているんですよ。
これをカナダの黒人の作家で知り合いにしっくはっくしながら英語で説明したら偉く感銘を受けてくれたみたいです。
次の作品はヘルボーイ2を予定してます。
ビギンズ以降は、それまでとは雰囲気がガラリと変わっていますよ。
しかし、スパイダーマンなんかは苦悩を前面に押し出し過ぎで、SF映画でまで現実的なモノを見たくない私にはちょっときついです。
それと、スパイダーマンシリーズでは悪役に感情移入してしまいますね。(笑)
特にサンドマン(だったかな??)の「俺は運が悪かっただけだ」、という台詞を聞くと思わず自分の人生を振り返りそうになります。
狸猫@熊野さん
お~わかりますわかります!!
そうですねぇ、スパイダーマンってとても人生の大切なものを見せてくれている感じでした。
ヒゲはスパイダーマンの2を何回も見てしまうのです。主人公がもうスパイダーマンをしたくない、自分の生活を取り戻したいととても切に願っていくあの心境がヒゲの心に響くのです。
自分が決意した行動に対して負担がかかり止めてしまいたい心境・・・人間ならば皆が色々な形で体験している事だと思うのですが、止めてしまって良いのか?本当はどうなんだろう?正直な気持ちと使命感との葛藤・・・
アメコミヒーローって結構みんな悩んでいますねぇスーパーマン以外は・・笑!
心の傷ってそう簡単に癒えませんが、聖書で言う「自分の十字架を背負ってきなさい」に値するものだとヒゲは考えています。
負の自分、決して離れることが出来ないしなくすことは出来ない。正と負が一緒になっているのが人間ですから、ですから大切なことは「負の自分」を決して傷つけないこと否定しない事ではないかと思っています。それって自分自身を傷つけてしまうことですから。
これは子供のアニメでしたが「ブレイブストーリー」のラストで監督が表現していました。嫌な自分、マイナスな自分も大切にしてほしいと・・・
あ~また余計事を書いてます・・・汗
イエスではないけれど、自分を許すというのは、人を許す以上に難しいことだと思いますね。
例えば、或る男が何らかの依存症、(アルコールやニコチン、あるいは賭け事や仕事でもいいけれど)を患っているとします。
そんな男の心の奥底には、やはり自分を許せない、自分の人生を、自分自身を恨んでいる要素が必ず存在すると思うのです。
人を恨むのと違って、自己破壊願望というものは本当に始末に負えない厄介なものです。
それも自分だけなら良いが家族がいる場合には、そうも言っておれない。
要は「最大の障害は自分の心」ですが、他ならぬ私自身にもその傾向があるので余計にそう思いますね。
ややハードな内容になりましたか・・・。(笑)
狸猫@熊野さん
おっしゃられている事はわかりますです。自暴慈悲的な要素を強く持ってしまう・・・ヒゲにも少なからずあるものです。
人間は己を理解しようとする動物、故に自分と向き合う人生になっていますねぇ。
ヒゲはそんな所で映画や音楽で自分と向き合う手段として良い方法にしていますです。みなそれぞれの方法を見つけられるといいですねぇ。
ダークナイト(バットマン)、見てきましたよ!
噂どおり、いや噂以上に凄かったです。
もう、強烈にダークでたまりませんよ。(笑)
狸猫@熊野さん
ようやく帰ってきました!!
大変でした・・・疲れました・・・13時間運転はハードでした。
ダークナイトよさそうですねぇ。テレビで丁度ビギンズをしていて、見ていなかったヒゲは見たかったのですが・・・実家でして誰も興味ないようで、チャンネル権はヒゲにありませんから見られませんでした。
いきなりダークナイトみても良いのでしょうか?それともビギンズを見た方がいいのか・・・
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