9/25/2008

今日もがんばって薪割りを

 夏の間はとことん運動不足になって筋肉が衰え、それでもぐうたらな生活パターンをやめなかったヒゲは、そろそろ重い腰を上げて薪割りでもしながらもとの体調に整えねばとなっているのでした。もうまるで夏は冬眠とは言いませんが「夏眠」の時期なのです。

 この間から少しずつ薪割りを再開してまいりましたが、今日はちょっと本格的に薪を割って町内に薪割りの音を響かせていました。

 今割っているのは春に玉切りにしたもので地面へ直接転がしていた物です。なぜかと言うと「中の筋がよじれてクサビを入れてもかなり手ごわかった」からなのです。ようするに「もうほっとけ!」となったのですが、以前のエントリで紹介したように、普通タブーとされている地面に直接放置した薪(それも玉切り)だったのですが、これがなんと綺麗に乾燥して使える状態になっているんです。

 今回も特に日陰になって地面の湿気をおびたグチュグチュの玉切りを出してきて割ってみました。(特に写真右の玉切りは真っ直ぐそうに見えて実はその筋が斜めに通っている曲者なのです)
 こんな感じの玉切りで腐葉土みたいな感じがついて湿気いっぱいです。このまま持つと乾燥しているの?と思うような重さです。ところが・・・・!



 はい割ってみました!ごらんのとおり綺麗に水分は抜け、もう生木でなくなっています。(写真の立てている方の薪は写真の色合いで生木っぽいですが、すでに乾燥しています、表面近くの筋はさすがに湿気をおびていますが、これらはすぐに乾燥しますね)

 割ったピースになった薪を持つと「軽い軽い!」裏山に取りに行っていた即戦力薪と全然変わらない重さです。おまけに!写真の薪はストレートですが、よじれて二股の近く的な玉切りなどは、乾燥したおかげかクサビもいらずにそのまま万能斧で割れてしまったのです。木の種には乾燥すると割りにくいと聞くのですが、この木は生木の時のほうが比べ物にならないぐらい割りにくかったです。でも今は簡単に割れてしまいました。完全に綺麗に乾燥していると実は木って本当は割安のではないでしょうか?とことん未乾燥の玉切りしか割っていなかったので(太目の物は)、これは一度とことん乾燥した玉切りの木を割って比較しなければなりませんねぇ、それも割りにくかった筋のよじれたものとかです。(斧を入れると自ら筋が開いて割れてくれます)



 これらを夏の間置いてまったく動かさずにほったらかしにしていたのがこの場所!およそ二ヶ月以上ここでそのままでした。



 この間からすこしずつカットして作っている薪!これはこのまますぐに使えるので今年最初に炊いてもいいかなぁ~と思っています。



 と言うことで!地面にそのままでも場所によっては全然平気!あまり薪は「こうであるべき」とか「こうじゃないといけない」などに囚われず、まずは自分のおかれた環境で色々実験して簡単にできるスタイルを見つけ出すことが生活の知恵かもです。ここ岡山は晴れの国といわれるのでこのようなことが出来るのでしょうが、兎に角自分の地域の特徴を活かして固定観念に囚われずやって見られてはいかがでしょうか?失敗は成功の母ですから(^.^)

4 件のコメント:

かわはら さんのコメント...

私も地べたに数年放置されていた丸太を即戦力の薪として利用したことがありますので、今回の記事の内容はよく解りますよ。

匿名 さんのコメント...

同感です。

最近、ネットを見ていると頭の固い人が多く見うけられ、「若いのに大丈夫かな」と思ってしまいますね。
自分で試行錯誤するより先に、あふれ過ぎた情報に溺れてしまっている…。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

 実際割ってみるまで分からなかったのですが、この超短期間で玉切り状態で乾燥していたことが驚きでした。それだけここ岡山は暑かったのでしょうねぇ。

 裏山の倒木がそのまますぐに薪になるのが分かりました。それとここまで乾燥する、とねじれた玉切りも斧を入れたら自ら亀裂が入って割れてくれたのでとてもありがたかったです。

 一応これも乾燥している証でもあるかと思いました。ただその場所場所もありますでしょうから、地面に転がしててもここみたいに2ヶ月ぐらいで乾燥できるとは限らないのも事実でしょうねぇ。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

狸猫@熊野さん

 そうですねぇ、今度課外授業で教える子供たちに関しても、そこの教室を開いている先生がおっしゃってましたが、現代の子は自分からの発想がむちゃくちゃ乏しいそうです。自分から何かをすると言う行動力がかなり欠落しているとか。

 そしてこれらは3歳ぐらいまでに決まるらしいのです。そこで自主的なものの考え方をやどしてやっていない子は、小学6年生ぐらいになってもその自主性や発想に関しては著しく未発達になるようです。少しは改善されるらしいのですが(ヒゲの今度教えるそのような学校に入って)、それでも発達する度合いがとても小さいとの事。

 やはり三つ子の魂百までですよ。多分今の大人20代~35ぐらいまでの人はこれに相当する所があるかもしれません。そんな若い大人たちが薪ストーブやらを始められると、どうしてもそうなってしまうのかもしれません。

 でも別の形を見れば、そんな彼らでも薪ストーブなどを導入して頑張ろうとしている気持ちには応援してあげたくなりますね。(^^)v 

 使ってない脳をもっともっと刺激してあげたいです。なんだかヒゲはそんな人達の脳活性化教室でも開きたいですねぇ。(と言いながら自分がもっと活性化したいですぅ(^^;)