10/12/2010

DIY Beauty Dish ビューティーディッシュの自作

10月12日火曜日

 以前のエントリでBeauty系のライトとして使われている"Beauty Dish"日本ではオパライトと言われていたりします。 これを・・・スピードライト様として自作しようとプロジェクトを考えていていよいよ始動しました。
(^^)v

 ちょっとテンポのよい曲で昨日のエントリで紹介させていただいたWilliam氏の曲を聞きながらどうぞ!
  (*^_^*)





 ではまず・・・以前知り合いのバイク屋さんにてゴミ箱にあった何かわからないのですが、多分室内照明機のおわんを発見し、それを無料でいただいてきてました。 それをスピードライトSB800のヘッドの大きさにあわせて、リューターで削っていきました。 これはこのプラがとても割れやすいので、リューターを仕様したのです。

 

 さて、リューターで概ねSB800と合わせながら削って終わったら、次は塗装です。 外側は黒のつやけし。



 内側は白です。 アクリルラッカー198円です(^^)v




 さてさて、次はSB800とこのBeauty Dishの接続部を作ります。 それの型紙を作成。
 ざっとこんな感じとなりました。




 それを今度は本ちゃんの黒のプラ板(100均での黒のバインダーA3)に型をとってカッターとハサミで切ります。




 そしてカットしたら一旦Sb800にあてて大きさを確認します。 今回はOKみたいでした。(^^)v





 こんな感じになっています。 切れ込みはBeauty Dishにあてる面なので広げて当てた面をビスで固定する寸法です。




 こうしてBeauty Dishにはすでに4っのネジ穴をあけていて、この型紙を固定できるようにしていたので、その反ってヒラヒラの部分をDishにあてて、穴をこのヒラヒラにあけます。 で、ビスで留めて出来上がったのがこれです。





 SB800を装着するとこんな感じになっています。 型紙の横はリベットで固定しました。




 Dish内側からみるとこんな感じです。 しかし、これ・・・・当初の考えでの光のリフレクションを狙った構造は大失敗・・・・よってここから結局一番面倒なのですが、でも一番確実な方法をとることにしました。




 それがまずこれを用意・・・・これは夕方から100均にて買ってきたマドレーヌのケーキを焼くために使うステンレスのトレイです。 使うのはその底板となるステンレス板です。(なぜかこれ分離するんですよ、だから都合よかったのですが)




 Dishに最初つけていたビスをとりはずし、そこへ長めの40mm×M4の長いボルトネジをあてがいます。 6本入りで100円、ホームセンターにて。 これを2セット購入・・・計200円





 こうしてボルトにナットを通して、絵の様にしたのナットがベースを固定・・・ただし割れやすいプラなので力をいれず少し遊ばせておきます。 そして上のナットは反射ステンプレートを固定するためのプレート下になるナットです。 それらを一通りセットできるとステンレスプレートに穴をあけて(これは各々やりかたで図ってあけます)上にのせてボルトを通してナットで最終的に固定! 全てに遊びがあり、それがこの最終段階にて固定されると遊びだったそれぞれの感覚がプログレッシブになってしっかり固定されるのでした。(^^)v (反対にお互いがひっぱりあうようになるわけですね)




 はい、これが完成体です。(^^) なかなかかっこうになってませんでしょうか。(自画自賛!!)(^▽^;)




 後ろから見るとこんな感じです。ちょっとSB800をつける部分が美しく仕上げられなったですが、でもこれしっかり止まっているのですよ。 で上手い具合にひっかかって自然には抜けない構造になってました。(^▽^;) 一応ベルクロ買ってきてたのですがいりませんでした。




 真後ろから見るとこうなります。




 D90につけてみました・・・・こんな感じになります。ちょっと目立ちすぎかなぁ~(^▽^;) でかいね・・・・




 後ろのフォルムはこんな感じです。




 SB800を抜いてみるとこんな感じになっています。 ステン反射プレートが見えています。 ここらはマンフロットのBeauty Dishと同じ作りになっています。 市販のものと構造がかわらないという事です。




 手にもてばこんな感じとなります。 まだ寸法つけた赤のラインがそのままですねぇ。(^▽^;)




 では実際にこれで撮影した比較を出してみます。

 作品とはいかないので、普通にまずはマグカップをポンと置いてのものです。





 次はオルティを撮影・・・ちょっとDishを使ったほうが光量が強かったですが、実はこのDishを使うと5段ほど光量が落ちます。 なのでDish無しですと1/128と最小でも、Dish入れると1/4ぐらいまで上げないといけません。(ISO200)で全て撮影しています。

 上の比較ではD90の内蔵ストロボも入れて比較していますが、まぁ内蔵は完璧蹴られてますねぇ(^▽^;) 近場はダメよって事ですね。 で、オルティではその影に注目といった具合ですね。

 このBeautyDishの醍醐味は「硬柔らかい」が作られるライトとなります。 硬さをのこしてシャープな感じでいて、それでいて周辺にいくごとに柔らかいデュフューズがかかったような効果がえられると言う事ですね。






 これは・・・ウッ!という比較ですが・・・(^▽^;) ヒゲの顔ですぅ~ 疲れたような顔ですぅ・・・

 でも、これでみると額などの汗などが目立つのが直での発光、いわゆるテカルですね。 で、Dish仕様では拡散されてシワや汗のテカリを広げて抑えいるのがわかります。 キャッチライトも大きめにキッチリ入りますねぇ。 やはり名前の通りBeautyDishなのですねぇ、ファッション系ライトというのがよく理解できます。

 これできっちりメイクしたら、女性は綺麗に写ることでしょう(^^)v 男性もかっこよく! でもヒゲの好きなドラガンエフェクトでは、これはいかんですね・・・(^▽^;)




 とまぁ、そんなこんなで作ってみたのでした。 おわり!(^^)

2 件のコメント:

Rie姉 さんのコメント...

すごい!
有名な写真家さんって、自分でレンズやらなにやらを作ってしまう方がいらっしゃいますけど。
すご~い!

ヒゲさんのアップの写真(笑)
やはり肌が違いますね~
ぜひ、ばっちりメイクして行くので、お願いします(笑)



ヒゲさんに、ばっちりメイクしてさしあげましょうか?(爆)

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

Rie姉さんへ

 あ~、これ問題ないですよ・・・慣れてくれば自分の中でフィットしないものが出てきますから、そしたら自ずと自分で手を加えだして作っていくようになりますから(^^)v

 そのうちRie姉さんも自分の撮影に自分の作ったものを使用するようになりますから(^^♪

 このBeautyDish、とにかくあちらではファッションにはかなり根強い人気のライトのようです。 普通の面光源のボックスタイプよりも人物の肌のライン、艶をしっかり芯を持ってだしながら・・・・そこから綺麗にグラデーションを作って影になるんですねぇ。

 いまのファッションやあちらの人物系の流行は・・・やはりこのあいだ紹介したリングライト系みたいです。

 赤ちゃんなど綺麗に撮影できるんです。 これは順調に今年お仕事が入ってきたら、クリスマスとバースディーをあわせて自分で自分にプレゼントって事にしてObisのリングライト買っちゃおうかと考えています。

 このBeautyDishで犬を綺麗に撮影してみるのと、リングライトではどうなるかやってみたいです。

 一度ちゃんとメイクしての撮影ってやってもらいたいですねぇ。

 セルフポートレートに挑戦って事でしょうねぇ。