2/18/2008

生木をくべる


ここ最近は、裏山からの柴刈りで手に入れた薪をメインに焚いているのだが、種類は選べずまた乾燥度もまちまちでそんな贅沢はあまり言えないのがネックと言えばネックである。で・・ここで日頃気になっていた裏山薪と、まだ薪割りして2日しか経っていない広葉樹の薪の燃焼比較をやってみることにした。言い換えれば、裏山の湿った薪とそのまんまの生木を燃焼しての比較である。

上の絵のように、これが2日前に薪割りした完全無欠の生木である。これをこれから後ろの薪ストーブに投入してみる。さてどうなっちゃうのか・・・・(って、燃えるにきまってるでしょ、それなりに)


ストーブ温度はバイメタル計で現在290度・・・・誤差を考えたら丁度これが250度付近なのかも・・・一度放射式温度計で測定して、この温度計の誤差がわかれば、わざわざ放射式を買う必要がないのだが・・・だれか近場で持っていたら、その人の所にこの温度計を持って行って誤差測定して帰ればいい話なんですが・・・いません(泣)でもそれなりにこの温度計は正確なような気がしています。(気がするだけかもですが・・・)


さていよいよ投入開始!かなりの温度の時にこの扉を開けるのは好きでないのですが、ギィィイ~といった音・・・はしませんが、扉をあけて・・・


燃える火室の熾火と炎の関係が良いところを見定めてそこへ置きます。


セット完了したら扉を閉めて・・・火がなくなってしまいました・・・まぁ最初はどの木もくべるとこんな感じになるのですが。


エアーダイヤルは300度付近を運転中の状態そのままで8割から9割閉めています。完全に火室が安定すると、9割閉めていても炎はどんどん上がっています。こんな少しの酸素で燃えるのかとか不思議になります。


もちろんその不思議に思うわけはもう一つ!この煙突ダンパーです。この時はこの煙突ダンパーも8割ぐらいから9割閉めているのです。酸欠しないのか!とおもうのですが、薪達はどこか別から空気吸っているのか?というぐらい勢いはないですが、ユラユラと大きく炎をあげます。

こうしてこの後どうなったか・・・絵はここまでですが、火室は300度付近から240度まで降下、外に出て煙突を見ると、白い煙がモクモク・・・昨夜は無風だったのでまっすぐ綺麗に星の夜空へ向かって上がっていました。でも・・街中ではこれはダメなんですねぇ。外は0度近く、部屋温度は17度・・・(まだストーブを運転し始めて30分ぐらい)
他の熾火が弱くなってきたら、別の桜や杉、松の小割ぐらいを投入して炎を維持、肝心な主役生木さんは下の熾火に当たる面が炭素化し灰になりかけてちょっと炎の上げています。でもそれぐらいで悶々としているご様子。

そして40分ぐらい経過してからでしょうか、やっと完全に燃焼、綺麗に炎のあげていて、綺麗に熾火なってくれました。中の水分が完全に飛んだのでしょう。この間もう1回ぐらい他の薪をくべました。

この生木が少しでも炎が出て、ストーブ温度が220度ぐらいをさしている状態で経過時間は2時間弱でした。

よって!実験結果は・・・・生木は
燃えん!
(超岡山弁)トランスレートしたら
燃えない!
いやいやこれは語弊か・・・
燃えにくいがでも我慢すれば燃えた・・・・
でした。

ですので、裏山の湿った5年物とか10年物の薪は、湿ってはいてもすぐに挽回して威力を発揮!それこそ1日天気がよければ乾燥してしまうぐらいの乾燥度!でもきっちり的を射てくべれば1時間は燃焼してくれるので、小型薪ストーブにはありがたやでした。

ここの所は1年物の桜をくべています。幹ではなく枝の太いところなので丁度よい感じで、綺麗に燃焼!でもぉ~・・・・あの桜の匂い・・しませんねぇ~、やはり聞いた話だと・・・桜の良い匂いは「山桜」と言うことだそうです。ソメイヨシノではダメなんですねぇ。

12 件のコメント:

かわはら さんのコメント...

おお。ついに生木燃焼実験をやられましたね。想像していた以上に燃えなかったのではないでしょうか。木の繊維に含まれる水分が飛ぶまでは炉内の温度を奪うだけですよね。

バイメタルの温度計の公正、良かったらやりましょうか?メール便とかで送ってくれれば放射温度計で誤差を測定して送り返しますよ。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

生木は煙がモクモクでなかなか手強かったです。
ただ気が付いたら綺麗に燃焼しはじめていましたが、、、まぁ、これはよほど燃やす物が無いときに仕方なくですねぇ。
でも基本的には実用的ではありませんでした。(大きなストーブなら火室の温度ももっと高いでしょうから、早くに水分蒸発となるかもしれません、小型薪ストーブでは厳しいです。

バイメタル公正していただけるのですか?(おぉぉお!!)これは本当にありがたいお言葉です。一度誤差がわかれば、壊さない限り後差分を改ざんして読めばいいので、これほど助かるものはありません。

ではお言葉に甘えさせて頂いて感謝の念をふまえて往復の料金分を入れてメール便にて送らせて頂きます。
また送り先のご住所をお手数をおかけしてしまうのですが、ここのメールアドレスにお送り頂けると助かります。

lablab@hotmail.co.jp

ありがとうございました。(礼)

かわはら さんのコメント...

生木をくべた際の炉内の温度低下はかなり悪影響が大きいですよね。こればっかりやっていると、すぐに煙突が詰まりそうですよね。

バイメタルの温度計の誤差の測定作業は実際に一度やれば次回からは正確な温度が判るようになりますからね。

それでは送り先のメールを送信しますので、もし届いていなかったらまたその旨コメント下さい。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

ありがとうございますかわはらさん。
ホットメールの受信ホルダー確認いたしました!
またホームページのメインサイトを拝見させていただきました。
色々な事にチャレンジされておられるのに感心いたしました。好きな歌手が中島みゆきとは、自分の世界に浸っていけますねぇ。
かわはらさんはタレント性がとても高いかただと思いました。

それでは煤でちょっと汚れてしまっていますが、こちらのバイメタル計を送らせて頂きます。どれぐら誤差があるのかちょっとドキドキですねぇ。これでこの製品の個体差がそんなになければ、同じ製品を買う以上はもう誤差がわかっているので、正確な温度がわかりますねぇ。ただ、これには同じ製品をいくらか集めてテストしないといけませんから、現実難しいですねぇ。

かわはら さんのコメント...

無事にメールの受信ができたとのこと、良かったです。最近は迷惑メールフィルタとかではじかれてしまい届かないケースも多いので確認できないと安心できません。

それからメインのサイトもチェックしていただいてありがとうございます。とりあえず名刺代わり、自己紹介という感じで一通り私のやっていることを網羅させてあります。

バイメタルの温度計は個体ごとにかなり誤差があると思っています。メーカーや製品(品番)が同じでも多分、かなり違う値を指すと思います。一個目安になるやつがあればあとはそれと比較すれば問題ないですね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

迷惑メールに入っていて気づかなかったって話はよくありますねぇ。
いくらかは気をつけているのですが、面倒なときは見ずに削除も多いのです。

しかし迷惑メールのあのタイトルは面白いもんです。
「もうメールしないでおこうと思ったのだけど・・・」(だったらしてくんな!)
「やっぱり嫌われているの?」(あたりまえです!)
「あなたが選ばれました・・・」(いりません!)
「どうしても忘れられなくて・・」(どうか忘れてください)
などなど・・・( )はヒゲの内なる声です(笑)
まぁ~暇なんですねぇ、あのコメント等を考える人も。でも昔は(ネットがまだガランガランの頃ですね、ニフティとかが健在の頃です)本当にそこの奥さんが間違いメールをしてきて、家庭での約束事みたいだったのです。で、返信いたしました「お間違えのようです・・・・」と、そしたらきっちり旦那さんがお礼の返事をくださいました。よきネット時代でした、それこそ出来る人だけがしていた、純粋だったころですね。懐かしいです。

かわはら さんのコメント...

迷惑メールのタイトルを考える人は暇なのではなく、忙しく頭が良いのだと思いますよ。あのタイトルに引き寄せられてメールを開き、出会い系サイトに誘導されてお金を払う人が一定割合で必ず出てきて儲かるから知恵を絞っているのだと思います。

ニフティサーブでパソコン通信やっていた時代は懐かしいですねぇ。あの頃はこういう悪質な迷惑メールはほとんどなかったですよね。今のように誰しもやる時代ではなく、かなり努力してそれなりの目的意識があってやっているからだったからだと思います。

今でもそういう使い方をしている人もいるのかもしれないですが、分母があまりに大きくなったので「絶滅状態」に近いですよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

たしかにです!
もう昔のような純粋な今言う「マニア」の世界観は一握りかもです。

不特定多数が参加しだすと、こうなってしまう・・別にパソコンの世界やネットだけでなく、人間が足を踏み入れていく世界は必ず「必ず」こうなってしまうのですねぇ、悲しいものです。

光と闇、陰と陽、ゼロと壱、正と負、、、この世界観はこれで成り立ってしまっていますねぇ、でもきっとこの世界があるってことは別の世界が存在していることを確実に感じます。

でもそれは我々には理解を超えているのでしょう、しかし実はその世界観って我々はそこで生活して見えていないだけなのかもです。

まぁ言い換えれば、所詮人間の知恵や意識ってまだその程度って事ですかね。笑

かわはら さんのコメント...

時には人間の理解を超えたものの存在を意識することも大切ですよね。

目に見えないものが大切なのかもしれないですね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

まさしく「フォースの力」ですねぇ。
あの理論はとっても好きです。

書籍「神話の力」では、ルーカスの牧場で著者とジョセフキャンベルの対談にて、このスターウォーズの世界観がとても神話の根底を表しているとして紹介されていました。

最近やっと薪の細いのでも、真ん中をヒットするようになり、ジェダイマスターにまた1歩近づけたと喜んでいます。笑
次は目を閉じて心の目でみないといけませんねぇ、そのうち自分のオリジナル斧を制作しなければ・・・

匿名 さんのコメント...

http://www.geocities.jp/yfcsh619/stove/yotul2.htm

ご参考に

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

匿名様へ

参考資料感謝です(o^^o)
そうなんですよ、このごろは燃えないと思っていたのですねぇ。

現在はさすがに5年目を迎えていますので、生木をわざと利用して運転したり、色々とバリエーション豊かなやりかたをしています(*^_^*)

煙突掃除が少し多めになりますが、昔からの知恵で生木をまぜて温度を低くしてかつ持続時間を長くしたりとそれらを知ってからそれをやっていますねぇ(*^_^*)

とことん乾燥薪にこだわる必要のない事がいえますが、ここ近年では住宅地での薪ストーブユーザーが増えているようで、それで煙を出せずに焼却炉並みの温度がとか、あとは高級な煙を出しにくいストーブで運転している人が多いようですから、そういうタイプを推奨する業者はこういう生木を使うやりかたを教えたり推奨したりしてないのが事実のようです。

個人的には、煙突から煙がでている風景が好きで、木の焼けたあの匂いがすきなので、現在の住宅地の薪ストーブライフは疑問を感じますねぇ。

有難うございました。(*^_^*)