4/23/2009

お仕事な話し・・・

 このあいだからモニターの色調整等をやっているのですが、今日は先日ネットで注文しておきました仕事道具で、新しい色評価用蛍光灯が届きました。(^^)v

 今までは小さな色評価用で見ていたり、昼ならばそのまま窓越しにいって(南窓なのでバッチリ(^^♪)見ていたのを、やっと大きなFL40S-Nタイプに変えることができ、それもなんとこの蛍光灯が1本900円台!!ネットショップてすごいですねぇ(;^_^A アセアセ・・・

 さて一般の人にはあまり馴染みのないこの色評価用蛍光灯FL40S-N AAAタイプ。 実際どんなものか見てみましょう。(今更ながらか・・・(^^;)

 今まで使っていなかったこのFL40SS白色タイプ・・・・なぜかと言うと下のようだからです。



 そして色評価用はこうです。



 全然ちがうと思いますが、これはD90で同条件で撮影した結果です。

 簡易のカラーチャートにてみると・・・・上が一般の白色蛍光灯FL40SS、そして下が色評価用FL40S-Nです。







 これも色味がここまで違って見えています。

 グレーチャートにすると・・・上のカラーと同じ上SS下S-Nです。





 右下にあるヒストグラムを見ていただくとよくわかると思いますが、普通の白色は色ずれしていると思います。しかし色評価用はここらがしっかり整って波長が出ているのですねぇ。 このヒストグラムはとても重要で、これがわからないと仕事としてデジタルカメラをしているものとしては大きな失点となるとヒゲは感じます。プレビューがきっちり見えなくても、このヒストグラムの山の形や幅に高さで大よその絵がどんなものかが判断つきますし、つかないとちょっとプロとして・・・・(ピントは別です(^^;)

 と言う事で、こうしないとプリンターから出力した仕上がりの色合いが、部屋の明かりで全然違った色に転んでいるので、お客様に渡すときにはその環境光で色がおかしいと再プリントしてしまったらとんでもない色合いの仕上がりになっているわけなんですね。

 これで大きな40タイプになったので見やすい見やすい!!(^^)v

 ちなみにキャリブレーションをとっているスパイダーは、この環境光を計測できますから、センサーにこの評価用の蛍光灯で照らされた印刷用のペーパーをおいて、それの白を読み込ませると、モニターの白色点をそこへシフトできることになるのですが・・・・モナコではそういう考えだったので同じ事ができるはずなのです。 こうするとモニター自体が印刷ペーパーの白を再現してくれるのですね。(あくまでも発光しているので純粋ではありません、シミュレーションでですが)

 

11 件のコメント:

mimitamn さんのコメント...

なるほど~~~。
こういう蛍光灯があるんですか~~~!!
確かに、環境の違いで正しい色なのかどうか迷ってしまっては意味がありませんモンね。

しかし、普通の蛍光灯というのはここまで黄色っぽい物なんですね。
奥が深い~~~。

それにしても、
ヒストグラムでどんな画かわかるなんて、>_<
さすがプロフェッショナル!!としか言えませんね!!

ヒストグラム、聞いたことはあるけど、見てもなんのこっちゃさっぱり~@_@
横軸と縦軸の意味がわからないから、根本的に読めませんね^^;

ま、読めたとしても、活用の仕方がわかりましぇ~ん@_@

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

mimitamnさん

 蛍光灯は基本的に緑カブリをするのが昔からの定説でした。ですのでフィルム時代は(今のデジタルにもですが)フィルターをかけて補正していたのですね。

 もちろんその時のフィルターを選ぶときに蛍光灯のカブリの強さでフィルターの番号を変えて調子をみて本ちゃん行くのでした。フィルターは沢山あってヒゲもよくわかっていません。(^^;

 ヒストグラムが出るカメラはよいと思いますよ!超簡単うんちくですが・・・

 1)横軸 これは光の幅と考えてください。左に行くほど暗くダーク! そして右に行くほどハイライト側で明るくなります。 ですから、全体のヒストグラムが右よりなら明るすぎる・・・反対に左よりは暗すぎ・・・そしてこの左右の横軸を飛び出ているものは黒つぶれしている所もあり、ハイライトがぶっ飛んでいるところがあると解釈してください。(^^)v

 2)縦軸 これは表示している部分、例えばヒストグラム中間付近に山が高くなっているとしましたら、中間の色合いを持つピクセル(色の点々ですね)が沢山集まっていると言うことです。よってヒゲとしては勝手な独断と偏見では「コントラストが高い」と全体の縦軸の高さが高いように感じるのです。これが下のほうを張っているグラフだとコントの低い感じの絵となる傾向があるように思います。

 でも実際は1)のほうを重視したりしますから、それさへコツを掴めば、プレビュー画面みなくてもヒストグラムだけで露出の関係上絵がどんなものかかが判断できますよん(^^)v

 これがわかればデジタルカメラの露出を半分以上は手にしたようなものですよ。(^^♪

 おっと!またまた海外からのお客様です・・・どうしてヒゲのブログには海外のお客様がよくこられるのでしょうか・・・・? これってやっぱりグーグルのブロガー使っているからなのかもですねぇ。 英語・・・えっ!でもこのかたイタリアンですよ・・・イタリア語わからへん・・・同業者の方ですねぇ・・・す・・・すごいドラマティックな写真ばかり!! ヒェー(独り言です(^^;)

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

Thanks for visiting my Blog Mr.Marco!
your photograph is dramatic i think.
Okay I'll link you :)
Keep up the good work.

mimitamn さんのコメント...

マルコさんもカメラマンなんですね~^^
僕のブログにもコメントしてくださいました^-^うれし~;)
きれいな風景がたくさん♪

ヒストグラム、
ちょっとだけ見方がわかったような気がします。
これからは、その辺も気にしながらやってみます。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

mimitamnさん

 おっと!mimitamnさんもインターナショナルな感じになっていくかもですねぇ。

 でも英語が苦手なヒゲはレスするのが大変!だってここにこられる人みーんな結構英語がたっしゃでヒゲ穴があったら入りたいですもの・・・(^▽^;)

 超低レベルな英語で生活していたのがバレバレですぜ(^^;

 ヒストグラム、なにげにちょっと気にしてみて見られるといいと思いますよん(^^)v

かわはら さんのコメント...

基本的にヒストグラムがお山の形になっていれば大きく外すことはないですよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

 そうそう!(^^♪ 一番理想は真ん中から両端へ富士山のようなお山があればいいですねぇ。

 まぁお山の位置などは被写体によって全然変わりますから、両端が出来れば0~255の間に収まっていると理想!

 ただ、最近思うに、飛ばすところは飛ばす勇気!つぶすところは潰す勇気って持たないといけないと思い出しました。 いわば、昔からの絵画の世界と一緒な気がしません?(絵画だけではないですね、色々な方面でも薪ストーブでも)今までも囚われた概念を捨て去る!

 写真では白とびだとそれだけでギャーギャー言うプロもアマも沢山! そこよりも全体の作品をみてっちょ!なのにねぇ・・・と思ったり。

 ここは飛ばさないだろうではなくって、飛ばしていいとこちらはそれでやっているとかね。(^^;

 でもねぇ・・・これも絵画ではないですが、新しい技法や新しい試み、それまでの常識を取り去るとものすごくパッシングがきますねぇ。

 いつの世も同じか(^▽^;)

かわはら さんのコメント...

ヒストグラムはあくまでデータで参考にするもので、それで作品そのものを評価するわけにはいかないですよね。

自動露出ではヒストグラムを最適化するように露出補正をかけているのかもしれないですが、所詮機械ですか撮影者の意図通りにはならないですよね。

多少の白飛びや黒つぶれなどあっても、それを超えて訴えてくるものがあるかどうかが大事だと私も思います。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

 ヒストグラムはあくまでも計測ですから、上手く使って今の写真の状態を把握すればかなり強い味方ですねぇ。(^^)v

 重箱の隅をつつくような観察をして評価されるとガッカリとなることもほんとシバシバ・・・仕事で真っ白になる所で布の素材を出すなどでは飛ばさないようにしますが、トーンジャンプを起こさないように白いテーブルなどは奥行きの白とびは飛ばしてしまうとかそんな表現はありだと感じています。 印刷ではそこにCMYKの各色を3程度のせておけば抜けませんしね(^^)v 

 もっといくとヒゲの密かなテクですが、主体のハイライトが少し飛んだときは、その飛んだところをフォトショの筆のツールでほんと薄っすらとそのハイライト部分にあったとされる色を拾って塗ってしまうのです。

 これでハイライト部分は色抜けしないでバッチリですし、ハイライト部分の黒点を上げて網点のせるよりもリアルなですよ(^^)v

かわはら さんのコメント...

なるほど。そういう修正テクニックもあるのですねぇ。画像処理ソフトを使いこなすと、絵を描くように写真を作れますね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

 仕事でもですが、一般でもフォトショーのエレメントクラスは写真をする人には必要な道具とも感じるのです。

 デジカメにはフィルムと同じくレタッチソフトがフィルムの最終処理として必要不可欠とも・・・

 例えていえばニッシンの出前一丁インスタントラーメンの面だけを湯がして食べるのがレタッチツールを使わない画像。

 反対にきっちり付属の味付け調味料の粉を入れて食べるのがレタッチソフトを使った最終の写真。

 そんな感じがしてなりません。

 フィルムはそれでいえばそのインスタントラーメンの味付けもすべてやってのけたカップラーメンみたいなもの。でもそこへ後に好きな具材を入れているのがプロだったらハイアマチュア。

 今のデジカメユーザーのほとんどがこの調味料を入れられないでいる。ですからここでライティングを種明かししても、実は50%も満たないのですよ。(>.<)

 ひにかけてその火加減で食材を調理しやすくして形にしただけの所にあるということです。肝心の調味料で味付けができずにいる写真が沢山あります。

 メーカーはそこをJPG吐き出しでかなりカップラーメンの美味しさを追求してきたと思います。

 そこから自分好みにするのはユーザー次第ですし、ドキュメンタリーでないかぎり、やはりその時みた景色や風景の写真はそんなメーカーが用意した調味料では出てくれませんものねぇ(^^; 最後は自分が手をくだして決めないと・・・なぜそこらへんがレタッチ拒否ユーザーには納得できないのかわかりませんです。(>.<) 不思議ですねぇ~(フィルムも本当の色なんて出してないのにねぇ(^^;)