7/19/2010

How to set up the Theodolite (トランシットの据え方)

7月20日火曜日

 以前からここのブログにて訪問される検索ワードの中に、比較的多いワードがなんと「トランシットの据え方」なのです。

 昔使っていたツワイスのトランシット、これを過去エントリで紹介しておりましたが、多分そこに行き着いていると思います。 しかしそこでは詳しい据え方などは紹介していませんでしたので、今回改めてなんと詳しく(?)動画にてそれを紹介してみました。

 最近動画編集ソフトであるカノープスのEDIUSが使い慣れてきて結構面白くなっています。(^^)

 トランシットの据え方はそれぞれ個性もでますが、ヒゲのやりかたは師匠から教わったそのままです。

 ヒゲは土木科などいってもいません、なので測量のソの字さへ基本をまったく知りませんでした。 しかし22歳の時にバイクの友達でもあった測量屋の社長の手伝いという事で測量に触れ、その仕事内容とジオイドの面白さを学びました。 なんせ相手は「地球」なんですから(^^)v

 そして肝心のトランシットの据え方は、そういった土木の学校や普通のコンサルの会社で測量部門の人のやりかたですと、必ず下げ振りを使うのです。 もちろんこれは正式です・・・が・・・山の中とか険しい場所で一々そんな事やっていられません。 据える度に下げ振りひっかけて垂らして・・・下げ振りがジッとしないといけませんから大きく三脚など動かせません・・・・

 それを耐えて一度下げ振りで下にある測量の杭や鋲の中心に合うと、トランシットを据えての調整がとても簡単です・・・・が・・・そこまでの時間がかかりすぎです。

 これからお見せするやりかたは、下げ振りなど使わずその場でダイレクトに自分の直感が下げ振りになり、自分と三脚との位置関係を把握し、三脚を置いて固定したその時に既にトランシットの微調整でセンターに持っていけるようにしているものです。




 これをマスターすると、どんな現場でどんな地形でも場所でもきっちり下げ振りなしで、それも正確にセンターが出せてトランシットを据えられます。

 この機械、社長が不幸にも脳梗塞になり事業はたたみ、その時に頂いてしまいました。 このトプコンとツワイスの電気がいらない純粋なアナログセオドライトです。 これがあれば正確な土地の形、境界の場所などがすぐに出せますし、何もない所に正確な図形を描けるのです。(でも普通の生活には必要ないよねぇ(;^_^A アセアセ・・・)

 頭の悪いヒゲでもこの世界は魔法のような感じでした。 三角関数は知らないといけませんが・・もうすでに忘れてますからそんなの、なので電卓ですよぉ~(^▽^;) まして、図面展開はいまやPCですしねぇ・・・でもヒゲはアナログの時に距離、斜角、目標の高さ、方向角をノートに記録して、それを三角関数の計算してひとつひとつ座標地を出していたのです。

 また機会があれば、どうやって測量するのかを紹介してみたいですねぇ。 大きな面積になると地球の球面を考慮した計算もいれるんですよぉ。 まぁ脳梗塞にならず、事業をうまくやっていっているとしたら、ヒゲは未だにこの測量の世界で生きていると思います。(今は特にGPSだし、得意分野かも(^^)v)

 しかし・・・・今の測量ってトランシットが追尾して光波のミラーを追うのですからすごいです! トプコンのトータルステーションって驚きだわ。(ニコンのトータルステーションもそうでしょうねぇ)

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