12/11/2008

時計薪ストーブの初期点火

 今回は時計薪ストーブの朝一番に火を入れるやりかたを紹介!(^^)v

 朝は熾き火も小さくなっているので熾き火からの点火は難しいのでマッチを使います。

 それと以前のエントリーで紹介した下に燃えやすい細い薪で上に中割りの薪という方法とは別の、ヒゲがよくアウトドアでやる一般的な焚き火の方法をご紹介!(*^_^*)

 これだと確実にかなり大きな大割の薪まで火をつけられます。

 ではでは説明開始!(^.^)

まず大きな蓋のほうをあけます。これは今回大きな薪を投入するためで、
普通はちょっと大割りぐらいだと扉からいれます。


 今回はこのサイズを入れてみます。これは2時間ぐらいは温かさがもって
もらいたいので、今回使用しました。ちょっとだけの時間暖房ならここまで
はいらないでしょう。もし持続したい場合は後から追加投入すればいいだけ
ですから。


 ごっそりと入ってしまいました。こう考えると時計型薪ストーブの
火室はかなり大きいと言う事です!ドブレなどの火室は大きくても
火室の中にセラミックブロックが囲っていてなんだか窮屈そうでした。



はい!これはいわずと知れたNTTのイエローページですね。(^.^)
これはなかなかよい初期着火をして炎も強いのです!丸めてやると
炎の持続がありよいですよぉ~、普通の雑誌でもいいですが、ヒゲは
他の雑誌も使っていて、ツルツルの紙は意外と火が弱く、持ちもよくないと
感じました。出来ればザラザラのザラ紙が一番!新聞最高です(^^)v
とにかく我が家ではいらないDMや新聞、雑誌等紙類はプラが含まれていなければ
燃焼に使います(^^♪


まずは大割りの扉側に直でこの紙をまるめて何個か置いていきます。



 さて次に我が家の着火材の「廃材」 もうこれは確実に着火して、その後の
火力はかなりのものです!市販の着火材など一度たりとも使用したことありません!
まず必要ないからです。まぁこれってアウトドアマンの意志でもあるのですが、
本来外で普通に火を起こす事をしているひとは着火材などは使いません。
それらに頼る考えはあまりもっていないでしょうねぇ・・・割合からして。


おっと!いらん事はさておき・・・これをさきほどの大割りの上に斜めに立てかけます。
イエローページや雑誌の紙をくしゃくしゃに丸めて何個か置いているところに
たてかけて、下の紙が燃えて上のこの着火材につくようにイメージしながら
やっていきます。この薪を組むときに大切なのは、炎がどのように通って
駆け巡り全体を燃焼させるかを「イメージする」事が大切です。


1本1本置いていきます、この時も並べていくなかで、隙間が炎の勢いを決める
ファクターとなります。これは下からエアーを吸って炎が燃え上がる時に、このたてかけた
廃材の隙間を通るのですが、狭いと流速が高まり炎の勢いがかなり高くなります。
しかし狭すぎると詰まってしまってダメ(>.<)、広すぎてもダラダラと弱い炎となってしまうのです。 これはやっていっての経験です。(^^♪

 次に今我が家で旬のブドウのツルをパラパラぁ~と上にまぶします。(^^;
別にブドウでなくても普通の小枝等で十分!焚きつけようですねこれは。
ただ、ブドウのつるは燃焼後に熾きが出来ていいのですよ。(^^)v


このようにパラパラ~とおいておくだけでいいです。これはアウトドアでの焚き火でもそうですが、
一番上になる細い枝葉等はギュッギュッと置くのではなく、上から粉をまぶすようにパラパラが
基本です!大切なところですよ~(^^)v


大きほうの火室から全面の扉をみるとこんな感じです。さきほどのブドウのつるの上にも
雑誌のぺーじなど紙をまるめて置いていきます。上に置いて、手前の扉側にも置いて、左右にも
少しおきます。手前の扉側は一番最初にセットした廃材の下の紙に引火させるための導線です。


扉側から見たらこんな感じです・・・って携帯カメラですから・・・写りは・・・
だいたい炎の道筋が見えてきていると思います。
でもこればっかりは意外性があっていつも上手くいくわけではありません、
ここまですると失敗はないですが、ただ・・・おもってもない所から炎が
あがって焚き付けだしたりしますねぇ・・・(^^;


さてさて・・・最後はマッチの用意!これがないと厳しいですねぇ・・・
ライターなどは使いません、我が家は超オーソドックスにマッチ1本です。
バーナーなどとんでもない!(^^;(バーナーつかっている人すみません)
普通にこれであっと言う間に温かい暖がとれます。バーナーこれにつかうと
真っ黒焦げのコゲコゲ薪になってチュンです・・・(>.<)

これでほぼ完成!出来上がり!!約5分ぐらいでしょうかねぇ・・・ここまでの準備が
もうちょっとかかるかな・・・(^.^)
後は点火するだけ!さぁうまく行くでしょうか!!
ケトルもセットOK!オキドキーですよ(^^)v


ではマッチに火をつけて中の紙に火をつけていきます、ゆっくりと奥側手の自分の
イメージした最初の紙に火をつけます、後は紙のみぞ知る・・・って紙じゃなく神か(^^;
シーン・・・・(-_-;) ヒゲ風オヤジギャグなのですが・・・


 灰はぁーい!(オヤジギャグ連発!・・(^^; 陶芸作家のユアンさん勝負!)
綺麗についてきましたねぇ~このままイメージでは手前から後ろへ、そして
廃材の下の紙にまわっていく予定ですが、そのとおりになっていってます!
(^^)v


手前の紙は焼けて終わっています、一瞬火が消えてしまったように見えますが、
実はちゃんと見えていない所で仕掛けていった紙に着火して回っているのでした!
(^^)v


はいはい!炎が復活!!これがいつも着火で面白所!!(^.^)
自分の作戦通りに火が回ると気持ちもよいものです。



ではここで、ここから火がどうなっているかを動画でもアップしてみました!
もしよければご覧くださいませ。



このように綺麗に炎がまわりすでにかなりの勢いがついて、写真のような薪が投入できる
ようになりました!この立ち上がりの速さは鋳物では無理でしょうねぇ~
部屋もあっというまにあったかくなってホカホカ!朝の時間が無いときにはいちいち鋳物が
温まっていくのにこ一時間もかかる鋳物薪ストーブなんて点火してられません!
忙しい日本人にはやはりメイドインジャパンの時計薪ストーブです!
って鋳物もいいですよぉ~落ち着いて炎が見られてね(^^)



良い子はまねしてはいけない図ですが・・・・手袋せずに薪投入!
あっちちっちのち!(>.<)


いったん上の上体で蓋をしめて加速させて(空気口は全開ですよぉ~)
投入した薪にも火が回ったら(炎が着火して安定しているようなら)
次に最後の薪を投入!今回3本入れてみました。
ただこのときは薪バサミで下のエアーを塞がないように工夫していれる
ようにしています。



 こうして準備から30分も経たない内にここまで火が回って
大割りの薪も3本投入できる早業!部屋温度は10度ぐらいから
すでに20度です!やかんも半分水があったのですが沸騰しています(1.5Lぐらい)
もう後は空気口を塞ぐか、ほんの少し吸気音がしないぐらいまで閉めてゆっくり
燃焼ですよ(^^)v 沸いたお湯でモーニングコーヒーかアールグレイの紅茶を
いれて一息つきたいですねぇ。


追伸・・・炎の方向みてください、全部後ろにひっぱられてますねぇ。
扉全開ですよぉ~恐ろしいぐらいの引き(ドラフト)です。
このドラフトに慣れると・・・・あ~マウンテンの引きの弱さが・・・



 

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

あ”〜
ホントにやってみたいです!!
いつの日か…
動画に向かってまたもや手をかざしてしまいました。

2匹のご家族も登場して楽しい♬
可愛い声を聞くのにVolをあげました♪

恥ずかしいけど質問があります。
炎が後ろに引っ張られる「引く」って
煙突の方に空気の流れが行ってるって
コトですか?

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

 たかねぇさん

 時計型薪ストーブって安いのは(ヒゲのはステンレスなのですが、鉄製もあり!(^^)v)5,000円ぐらいじゃなかったでしょうか。

 部屋では煙突施工が面倒ですが、外や庭でセットしてみて薪ストーブ風を楽しんでみられてはいかかでしょうか?(^.^)

 我が家のオルティナ(ラブラドールレトリバー12歳)と白猫チンチラが入っているらしいのですが、シルキーちゃん2歳です。(^^♪

 おばあさん犬とシルキーはちょっと頭に障害を持った猫で、行動や仕草が普通の猫と微妙に違うのですが。しかしとてもそこが愛らしく、ヒゲにベッタリな子になってしまいました。(^^;

 「引く」はそうです正解です!!
   (^^)v
 この「引き」(ドラフトとストーブユーザーは呼んでいますが)がかなり大切で、これが弱いと扉を開けたときに「ムワァ~もくもくもくぅ~」とストーブの中から部屋に煙が反対に流れてきてしまうのですよ。(>.<)

 これは煙突の施工や中には薪ストーブの構造にもよるものがありますです。ストーブ専門店で売られている20万~50万もするものは大丈夫でしょうが(そんなの買えないって普通暖房器具にねぇ~(^^;)、安いものでは色々なタイプがありますから、出来れば安いストーブでも専門店で買うほうがいいですねぇ。ヒゲはたまたまネットでヒットした「ルネサンス」さんに安い中国製を扱ってくださっていて、色々とお聞きして購入したのでした。

 15年以上のベテランストーブーユーザーでもある社長さんがとても丁寧に対応してくださって、またこの社長さんヒゲと同じ写真の仕事もされていて(^^; 同業者って事でそこからまた安くしてくださったりと・・・県北の人ってとってもフランクでびっくり!ここ中国地方の県民性とかなりちがうのですねぇ・・・(北海道の友達も同じような感じだったのと、青森のギターの先生もそうだったから、寒い国の人ってとてもお客人やそういった人を大切にしてくれるみたいですねぇ)(*^_^*)

匿名 さんのコメント...

たかねは現在神奈川県川崎駅前の19階建ての11階に住んでおりまする。
自宅ですが建物の規則&生徒さんもくる&食べ物関係なので大好きな動物と暮らすのは現時点ではあきらめております。

バルコニーで焚いたら…火災報知器とかなるのかなぁ…煙見た人が通報とかしちゃうかなぁ…と思いつつちょこっと燻製とかはやっちゃっています。

ここ数年陶芸や農業やに触れる様になって
やっぱり地面に暮らすのが良いなぁ〜と
真剣に考えています。

そしたら大きいオーブンも問題なく置けるし…
薪ストーブだって…野望は大きく膨らんでおりまする。

このクリスマスケーキやらおせち料理ケータリングが
一段落したら今度写真の相談もして良いですか?
原稿依頼がくると現在自分で撮っています。
納得いってないコトいろいろあるのです。
よろしくお願いします。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

たかねぇさん

 おおぉぉ!たかねぇさんはマンション住まいだったのですね・・・薪ストーブ等は厳しいですねぇ。

 でももし出来るのならば是非地面に暮らすことをお勧めいたしますですよ(^.^)
(と言いながらヒゲは高床ですぅ~(^^;)

 お料理の関係とお見受けしましたが、料理写真とかでしょうか?
 とても分かりやすい本が最近でていますから今度それをお教えいたしますですよ。(^^)v コンデジ(コンパクトデジタルで撮影できる料理写真などなど・・・)

 また疑問難問ありましたらお気軽に聞いてやってくださいませ。(と言いながら知っていることはほんと知れていますのですが・・・(^^;)

かわはら さんのコメント...

貴重な時計型での焚き付けの様子の公開をありがとうございます。

時計型は実用で使っている人が多いから、あまりこういう情報もないですよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

 そうなんです。普通時計をここまで熱く語る輩もいないでしょうねぇ・・・

 (;^_^A アセアセ・・・

 しかし鋳物とは次元の違う作りですし、これで106mmの煙突ですし、煙突の径でドラフトがぁ~なんていってたらこの時計に笑われますねぇ(^^;
まして我が家はマウンテンと同じ横引きですから・・・(^▽^;)

 鋳物ではかわはらさんがバーナー使って点火する方法が書かれていて、早い点火はそれがいいだろうなぁ~と思っていました。

 ところがガッチョン!時計に関してはこの記事でセットに5分ぐらいと書きましたが、実際は最初の超大割りを入れる所から3分もかかっていないのですよ。 で2分じゃくであそこまでしてマッチいれて燃やして、10分ぐらいでお湯が沸いています!驚きでしょう? 多分鋳物薪ストーブをバーナーで点火している間にもう時計は真っ赤になっていると思います(真っ赤にしないようにコントロールしていますが)

 この性能を鋳物で発揮できないものかとおもってしまいますねぇ・・・もしこれだけの性能を40万ぐらいしないともらえないのならショックですが、多分そんな事はないと思っています。

 やはり薪投入の入り口から火室までを寸胴の直線ではなく、この流速を考えたキャブ形式でエアファンネルからマニホールド、燃焼室といった考えで作った火室を鋳物のカクカク薪ストーブは考えないといけないのではないかと思い始めているところなんです。

 これにはどうしても鋼板薪ストーブとなるのでしょうかねぇ・・・でも鋼板でオーダーやオリジナルを自分で作ってしまうと・・・かなりのフリーク扱いされてしまいそうです・・・暖房器具ですからねぇたかだか・・・

かわはら さんのコメント...

鋳物で時計型と全く同じ形状で作れば簡単に実現できそうな気がします。分厚いシリンダーブロックみたいにしないで、形状もそのまま踏襲してその形で厚みだけがあるという感じで作れば最高だと思います。

現実的に鋳物でやるとなるとオーダーメードとなってしまいかなり高くつきそうなので、鋼板溶接となるのでしょうが、Rを作るのが手間がかかり面倒でしょうねぇ。

いくつかの小さな板を組み合わせて八角や十六角とかにして擬似的な円とするのが無難な線かもしれないですけど、ホンモノのRが欲しくなりますねぇ。

たかが暖房器具かもしれないですが、薪ストーブは奥が深く、追求したくなる一面もありますよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

 鋼板でこの原理に似た形でつくればいいのでしょうねぇ。

 来年は時計型での鋼板をちょっと考えないと・・・

 R溶接は綺麗にできないでしょうねぇ素人では・・・ですから昔のバイクのエキパイでモリワキの手曲げマフラーみたいな感じで作っていくしかないかと・・・あっでも手曲げは中に砂いれてだから無理ですねぇ・・・パイプならできるでしょうが・・・

 やはりカクカクな形でやるしかないかぁ~(>.<)

 それかそのぐらいのRを持った分厚い鉄を探すかですねぇ・・・しかし分厚い鉄を溶接するのはまた難しいのですよ素人には・・・溶接の温度がかなり高くないと・・・色々考えると厳しい面が出てきます。