12/01/2008

Canon Pixus ip4600のインクタンク

 全開キャノンの新しいプリンターiP4600を購入したと過去エントリで紹介させていただいたのですが、今回はその後インクタンクの減り、そして実際ヒゲのところでの印刷した結果どのぐらいインクが消費されるのかをちょっと紹介させていただきます。

 このプリンターはほぼコンタクトシート(撮影一覧シート)を印刷するのに購入しました。いぜんはカラーレーザーでカシオのスピーディアN5という結構大きなレーザープリンターを使用していたのです。


写真はスピーディアのN5Ⅱですが、様子はまったく同じです、
これの2段カセットタイプなのがヒゲのスピーディアです。


 しかし・・・無茶苦茶頻繁には使用しないので毎回トナーのトラブルが発生し、その都度トナーをバラして修理していましたが・・・とうとうそれも限界がきて、黄色のトナーがどうしても均等に配色されなくなりムラができるようになってしまいました。その理由でコスト的には高いと言われるインクジェットに乗り換え、そのなかで比較的コストパフォーマンスなキャノンに軍パイが上がり今のこの機種になったしだいです。

 さてキャノンは染料インクです(黒だけは顔料ですが、これは普通紙系に使われ、写真品質には染料の黒が使われています)、今はこの機種が最新なのでインクも高い!1本¥890です(デオデオさんで)いずれ来年にはサードパーティーの詰め替えインクやエコインクが出回ってきてくれると思います。

 で・・・この度ざっと340枚程刷りました、フルカラーでA4です。

 シアン・・・2本空にしました、マジェンダ・・・・2本からにしました、イエロー・・・・3本空にしました。

 黒はまだ交換していませんが、現在装填されているタンクは黒(両方)がもう交換時期、イエローがそろそろ交換時期といったぐあいです。



 もちろん今回のプリントしたコンタクトの色は撮影の背景が黄色やオレンジ、ピンクが使われているのでそれなりにどの色も使っています。

 ただ・・今までエプソンを使用していましたが、キャンノンさんのとても良いところはなんといってもインクタンクが最後まで使える!と言うことです。

 普通はエプソンもキャノンもインク残り表示1/4ぐらいになると交換してくださいとプリンターが止まります。ここでエプソンはもうそれから印刷をしてくれませんインクを変えるまでは・・で、本来エプソンはその時点のインクタンクに関して残っているインクの量は・・実は!半分弱は残っているのです。

 ただ・・エプソンはインクを温めて吹き付けるようなそんなインクの噴出をしているのをヒゲの使っているPXでは聞きました。ですからインクヘッドに気泡が入るとアウトなので、タンクがカラッカラになる前に強制的に止めて交換をやどすのです。

 しかしキャノンはインクをトントン叩くように噴出するタイプでエプソンのように複雑な形式をとっていないようです。ヒゲはもったいないと思ってエプソンに関してはチップリセッターというものを手に入れて、これでエプソンでも最後の1滴までインクを使うようにしていました。(実際は気泡が入るとかなり面倒なので、その後パソコン上で満タン表示されている騙したインクタンクの表示メモリからどれぐらい減るとそのインクタンクがなくなるかを覚えて、本当に空になる前に交換してエア噛みを未然に防いでいました)



 ところがデス!驚いたのがキャノンさんはこんな事しなくても最後まで印刷させてくれるのです、それも最後の1滴まで!!w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!



 もちろん途中でインクがなくなりました交換してくださいと止まります、しかしここで表示に「印刷が途中でしたらそのまま続行の本体スイッチを押して印刷を続行してください、ただしインクがなくなり擦れ等が発生するばあいがございます」と出てくるのです。最初は知らなかったのでそのまま新しいインクを装填しましたが、ちょっと理解して続行をするとそのまま印刷をはじめ、本当にその色がなくなるまで印刷し続けました。(注意!印刷はインクがなくなろうがそのまま続行されるので、気がついたらその場で一旦印刷キューを停止もしくは一時停止しなければそのまま止まりません)

 また驚きのその2が・・なんと最後まで使ってエプソンならエア噛み状態なのに、キャノンさん!素晴らしいのがそのまま新品タンクを装填して充填を機械がしてくれてエアなど噛まずに普通に綺麗に擦れも無く印刷再開です!キャノンは単純な構造で上から下へドンドン叩くような感じだからでしょうから、まったくエアを噛まずに充填して印刷します。

 そんなこんなでとても節約できエコでもあり無駄が防げるマシンです。ちなみにたとえばシアンを交換時期を無視して印刷続行すると約40枚近くは刷れます。マゼンダはちょっと少なくて20枚程度、イエローもシアンと同じで40枚ほどそのまま擦れてしまいます。

 よって交換時期だと止まってもそこでインクタンクを交換してしまってはほんともったいない話であることでした。(*^_^*)

 

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

良い情報をありがとうございました。

私はキヤノンの MP970を職場と自宅に導入して純正インクで使っています。

職場では不特定の人が使うので、アラートが出たら交換しないとインク切れでかすれたときにパニックになるため仕方がないのですが、自宅では今後自身をもって最後まで使い切りたいと思います。

個人的にはアラートが最初に出るときに、スポンジのインクは半分も残っているので、アラートがちょいと早すぎるのではないかと思います。また、構造的に可能なのだから、純正の詰め替えインクも出してもらいたいものです。昔のキヤノンはいくらでも詰め替えられたので BJF900は便利に長く使えました。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

nnishiさん

 あのインクタンクの警告はちょっと早すぎますねぇ~、実際は本当に半分弱もあってもったいない!

 セコイ考えもありますが、それ以前に資源の無駄をなくせると思っていました。

 タンクの構造は明らかにエプソンのほうがシビアです。ちいさい泡さへもタンクの中でたってもよくないので、詰め替えもかなり気を使ってやった覚えがあります。あとエプソンはとにかくインクのヘッド詰まりが目立ち大変でした。ただ詰め替えをやっていましたが、どうしてもプロファイル指定しても色がまったく合わなかったので諦めて純正を無駄なく使う方法で解決していたのです。

 でもキャノンさんはここらが太っ腹ですねぇ。最後まで使いきらせる方向にあるなんて・・・ちょっと前のプリンターみたい(賢くなくてインクなくなっても印刷させてしまうドライバー的な・・・(^▽^;))

 A4のフルカラーをそのまま警告受けても継続して印刷し、途中から完全にその警告された色がなくなって2枚ほど印刷されていました(ほっておいて印刷させていたので)、その状態で新しいタンクを装填して印刷開始すると全然問題なく擦れもなく今までどおりに綺麗に印刷していました。

 最後まで使いきるのですから必ず擦れが出てくるページが出ますが、全部同じように新しいタンクを装填後は綺麗に印刷していました。

 キャノンを今まで使わなかったのが、最初の使用したキャノンがすぐに機体自体が故障!修理より新品購入がいいとなって・・・それでその頃丁度ピコリットル競争でかなりの画質を吐き出していたエプソンに行ったのです。

 今は使い分けですね。やはり顔料ですべてハイクォリティーで吐き出すエプソンは使い続けています。もう排インクタンク(本体の)をメーカーに交換にだすぐらい使い倒しています。しかし未だトラブルなしのすごいやつです。
 
 キャノンも素晴らしいですねぇ、カメラは作りが好きでないのですが、プリンターはいい感じです。(*^_^*)

 これで詰め替えかリサイクルカートリッジが出たらかなりコストパフォーマンスになりそうです。

かわはら さんのコメント...

カメラはイマイチですが、プリンターは良いですよね。

ヒゲMac(BinkyBlue) さんのコメント...

かわはらさん

 プリンターも行き着くところまできていますねぇ。後は速度の熟成でしょうねぇ、カラーレーザーに変わるぐらいの。ちょっとこれは厳しいかな?(^^;

かわはら さんのコメント...

最近のインクジェットプリンターも、文字ベースのドキュメント印刷はかなり早くてストレスあまりないですが、写真の印刷はまだまだですよね。