6/07/2011

Roland PC180の鍵盤分解そしてFix

6月7日火曜日

 さて、この前のエントリで紹介したローランドのPC180、これの鍵盤の中で2つの鍵盤が反応悪く困っていた問題・・・・いよいよ意を決して分解し接点のクリーンナップ作戦といきました。(^^)

 まずは裏側のネジを緩めて表面のカバーを取り外します。



 周りのネジだけでOKなので、そこを緩めるとごらんの様に表のカバーが簡単に取り外せます。中央のネジは関係ないので緩めないように。



 取り外すとこの様にピッチコントローラーの部分の配線がくっついてきますが、これはすぐに取り外すことができないので、このままつけたまま作業をしました。 すごい埃が溜まっていました。(>.<)




 表カバーを外すとこんな感じになります。




 これを先のとがったもの、もしくはこの様なピンセットで鍵盤の根元をとめているスプリングがあるのですが、これをひっかけて取り除いていきます。 調子の悪い鍵盤が1つでも、そこの接点のパーツが何個かの鍵盤と一つのパーツとして共有した構造なので、ごっそりとそのパーツ共有している範囲の鍵盤をこうして取り除かないといけないと思います。 たまたま今回ヒゲは全部とっぱらって綺麗にしようと考えたので、そのような作りになっている事がわかったのですね。(^^)




 一つひとつ丁寧にスプリングを取り除いていきます。 一応スプリングは順番に並べて同じところには同じものとしました。 多分それは本来必要ないとは思うのですが、なんせこの手の機器をばらすのは初めてなので、今までの経験上から、知らない未知なものは元あったとおりにするのがベストと言う事でこうしました。




 で、スプリングが全部取り除けたらいよいよ次は鍵盤だ! 鍵盤は簡単に外せるが、あまり急いでポイポイしているとプラスティックの引っ掛かりなどを折る可能性があるので、落ち着いて外していくのがベスト! 因みに、黒鍵は白の鍵盤を外さないと外れないようになっている。




 はいはい、鍵盤の山が出来ましたぁー・・・ただ・・・ここで注意! 一応鍵盤がどの順番であったかをざっくり記憶しておくほうがよいかもです。 このローランドは鍵盤の根元にアルファベットと数字が刻印されていてその順番があるようだったのですが・・・でも・・・そのアルファベット順に決して並んでいませんでした・・・で・・・結局ちゃんと覚えていられなくて・・・・とりあえず後でジグソーパズルになったとさ・・・でした・・・なんちゃそれぇーーーーーー超爆!(^▽^;) 結果・・・別に覚えんでもえーっーことですな。爆




 それでは、まずは綺麗にパーツがはずれたら埃をバキュームで吸い取ってしまいます。 まだ接点のパーツが付いたままですが、この接点パーツの部分にもすごい埃が溜まっているので、同じくしてこのままバキュームで吸い取ります。 埃と同じ様に吸い込まれないように注意しながらやりましょう。



 はい!綺麗に埃を吸い取りました(^^)v そしたら・・・問題の接点不良となっているパーツを外して清掃し接点回復へ乗り出します。 そのためにこうして接点パーツを外し、その接点部分を綺麗に工業用アルコールでクリーンナップし、受け側の基盤も同じように清掃、そしてシリコングリスで通電を回復(通電っていうのかねこんな時は(^▽^;)) このラバーパーツはファミコンのコントローラーとか、電卓のボタンや携帯電話のボタンなどと同じものです。 大小の突起があって、それが基盤に差し込まれていて、それを丁寧に剥いでいきます。



 
 ついでに鍵盤も工業用アルコールで綺麗に拭きます。 なんともヤニ?がすごく付いていて・・・・これ前使っていた人はスモーカーだったのがわかります。 でも頻繁に使っていたように感じません・・・物がそんなにくたびれてないのです。(メカニックのその機械から受ける感覚です) ヤニ以外は日焼けしているので真っ白にはもどりませんでした。





 さて、やれることはここまで。 別段接点不良となっていた鍵盤やそのパーツが破損していたわけでなく、とても綺麗なものでした。 なのでほんとクリーンナップだけの作業となったのです。 あとはこうしてラバーの接点パーツを元通りに大小の突起を丁寧に先の細いものやピンセットで、その突起がある部分に小さな穴が空いていますから、そこへ先を挿してゆっくり押し込めば簡単にもとの基盤の穴へ押し込めます。 ここで今回の接点不良の回復のコツとしては・・・この様なたまたまですがどれも同じ接点パーツでしたら、その接点不良のあった場所のパーツを別の位置にとりつけて、元と同じ場所に取り付けないことがコツです。 こうしないと、前とまったく同じ場所につけてしまうと、そのパーツと受けの場所が接点不良を起こす状態として馴染んでいるので、あまり意味がありません。 なので、違う場所のパーツと入れ替えてしまうのです。 これでお互いがブランニューな関係になって少なくとも接点不良の可能性が低くななる理屈です。 ただ毎回この方法が成功するとはいえませんのであしからず・・・・







 小さいほうの突起は穴がありませんが、これは大きいほうの突起をいれてしまえば、このように今度はちょっと平たい部分、ヒゲは使っているピンセットのお尻の面で軽く「とんとん」と叩いてやると、みごと綺麗に入っていきました。 これでこのパーツは基盤部分に綺麗に密着されてパーフェクトとなります。




 こうして後は鍵盤をもとの通りにして(ヒゲはジグソーパズルしましたが(^▽^;)・・・あっでも、必ず一番右端の鍵盤だけは決まっていますのでその1鍵盤しかありませんから、それを基準に組み立てていきます)、表のカバーをつけてばらしていったのと反対をやっていけば元に戻る・・・・はず・・・・(^^ゞ


 写真はここで終わりですが、結果は・・・もちろん(^^)vでした。 すべて綺麗になり音もすべてOK! よかった・・・これで治らなかったら悲しかったが、みごと直ってそれも中身綺麗に清掃し潤滑し・・・・ここまでFixしてこの商品をオークションにだしたら¥1,900だと悲しいわな。(;^_^A アセアセ・・・

 あ~でもヒゲはやはりキーボード弾けません・・・・(ーー;)


0 件のコメント: