8/02/2011

SpaceBattleShip YAMATO

8月2日Vol.03

 今日はレンタルしていたDVDの返却日・・・で、返却しにいって、あるかなぁ~と邦画の新作戸棚を見ると・・・おっ!あっ・た! たった1本だけ・・・思わず「ラッキー!」となって手にとって・・・そしたらすぐ横に男性のお客さんがきて丁度ヒゲがその1本を手にする時だったのですが、申し訳ない・・・私が早かった(>.<)

 と、言うことでやっと見られました「宇宙戦艦 ヤマト・実写版」(^.^)v




 で、見終えて・・・「これは面白かった!」 



 評判は分かれていますが、いやぁ~なんだろう・・・ジーンと来るものがあったんです。 まるでヤマトのイスカンダルへの旅は人の人生にも当てはまるし、今の人のこれからそのものだと強く感じられる・・・そういった脚本でなりたたせている・・・・という物語でした。




 原作のお話よりもこれは良いです。 高校生ぐらいまでの年齢の人にはちょっとこの奥にある意味合いはまだピンとこないかもしれないのですが、(それはヒゲがもしその年齢ならばここまで感動はしなかったと思います)色々な事を潜り抜けてきている大人の人には(いや、若い人でも人生経験豊富な人なら納得なシーンがあります)「その通りだよ」と心の中でいってしまうシーンがあるのです。

 それも、それがかなりの名演技をするキャリアある俳優がそのシーンを演出してくれるので、さすが!と思ってしまいました。 ただの全体のストーリーだけ見てしまうと「単純」という言葉で目新しさないじゃん・・となると思います。 でも、このヤマトを見てほんまに強く感じたのが「可能性」と「信じる心」でした。





 まったく宇宙戦艦ヤマトはメインになっていません。 全体が写ることは滅多にないという(^^;) 戦闘シーンも多くないです・・・それはね、 戦闘シーンが少ないのはなぜかっていうとね、とっても理屈に合うのですが・・・ヤマトって艦全体を覆うシールドなんてないのよ・・・だから1撃はかなり致 命傷なのです。 だからこの物語でもすごい数の敵に遭遇して絶体絶命の時にも、無駄な戦闘を避けるようにしていく。 ワープをすごく上手く利用していまし た。 けれどワクワクして見られて脚本の筋がとってもよかったのですよ。(突っ込みどころはもちろんありますよ(^^;)、そんな所いちいち突っ込んでいたらSFなんてできません(>.<))




 ここでそれを言ってしまったらこのお話のネタばれにつながりますから言えませんが・・・




 あと、木村拓也さん・・・・実はとても苦手なキャラでした・・・でもこの古代役かっこよかった・・・演技うまいですわ。 すごく本人ってハリウッドや世界の若い俳優さんの演技のしかたを取り入れていると感じました。 またあのイケ面だからあんなイキな演技をしてもさまになるのでしょうねぇ・・・昔の日本人でハリウッド的な演技をかっこよく見せようとして、でもそれを見ると・・・ごめん「ダサい」の一言だったのですが・・・この人は元々のキャラ的に似合っているのかもしれない。 素直にかっこよかった(^.^)




 全体的にみて、みーんなすごく楽しそうにノリノリでヤマトの世界感を演技しているなというのが感じられてよかった。 沖田艦長役の山崎氏・・・原作全然しらないそうで、でもそれがかえって良かったのか、あの山崎努の沖田はとっても山崎していて、この世界感を安っぽくみせてないのですわ・・・うまいもんだ。




 日本もやるじゃん! と言うか・・・これからが楽しみだわ。 とにかく過剰な演出をさせてない監督はすばらしい! 日本人って映画ではえらく過剰なセリフの表現やら行動が作品やそのシーンをダサダサにしているのを昔から感じていたが、これはみんなその勢いを少し抑えて、でもとっても気持ちをこめて演技していたと思います。

 いやぁ~こんなエンターティメントをありがとう!

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