Photoshop tips "Cliping" 切り抜き

２月１５日水曜日

色々とこのネットで仕様、やり方を勉強させてもらっていますが、このCS５になってから気づいた（以前のCS4であったかなぁ？）切り抜きで便利なツールを紹介。　（まぁほかでもこれは紹介されていると思いますが） 例の「境界線を調整」これですね。

具体的にちょっと載せてみました。　あまり複雑なものにしていません、単純に切り抜いた輪郭を思ったところへエッジをもっていって切り抜く技ですが。

まず、撮影したお花・・・これのグレーバックから単純に切り抜くようにしてみます。　素材のお花を用意、ここらをヒゲはフィギュアなどでも同じにしていたりします。

そして、選択ツールのこれを使います。

色々とその時の背景とこれから切り抜くオブジェクトとの色合いの絡みもありますが、そこらを考慮しながらここの数値を決めていきます。　数字が大きくなると大雑把に、小さくなるとより限定された近似色を選択といった具合ですね。(^.^)

そして実際に切り抜きたい部分（ここでは背景のグレー）をクリックします。　するとこの様に選択されてシマシマのラインが切抜きするよぉ〜という所を囲んでくれます。

次に、ここではこのお花を背景から切り抜いてピックアップしたいわけで、このままでは背景が現在選択されている状態ですから、選択範囲を反転してあげないといけません。　それでこれです(^.^)v

そしたら背景を選択していたシマシマラインが今度はお花を囲んで選択してくれています。　それを確認したら次はこれをメニューから選択！

するとこんな具合で画面が変わります。

いわゆるお花が選択されていたので、お花だけが画像に残ったわけですね。　そして境界線調整コントロールパネルが出てきます。　このままでは細かな切り抜きをするお花のエッジ部分がよくわかりませんから、拡大します。　この時点でもちゃんと拡大はできます。Zoom命令を使って拡大です。

では、まずエッジが今どんな感じか見てみます。　普通にそのまま切り抜いた状態ですね。こんなにエッジに背景のグレーが残っています。　そのままではここまでの大雑把な切り抜きなのです。

 ここでスマート半径と言う項目にチェックをいれます。　そしてそのスライダーを動かしていくと・・・

綺麗にグレーの背景が消えていきましたねぇ。　しかしこれではギザギザです・・・かなり荒削り・・・そこで次は滑らかにという所でこのギザギザを滑らかにします。　スライダーを動かして・・・

ほんのちょっと動かすだけでこれだけ変わります。　ところがまだ他の部分で背景のグレー色が残っている所があります。　かなり鋭角な隙間みたいな所ですが・・・そこはエッジをシフトというスライダーで消していきます。　言い換えれば「食い込ませる」みたいな感じですね。　それがこんな感じで隙間のところのグレーをなくしました。

 スライダーはこんな感じでマイナス方向にふっています。

でも、これではまだエッジがボケてちょっと輪郭がシャキッとしません・・・ですから、ここでコントラストを上げていくと・・・

上の方の写真と比べていただけるとわかりますが、かなりハッキリとしました。

こんな感じで今はとても便利なツールがあって、かなり細かな毛の１本１本を切り抜くぐらいの調整がここで出来ます。　おそるべしCS５！

これらの解説は沢山あるのですが、もっと細かく紹介してみました。(^.^)v